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木材劣化診断士の知人から、以前頂いた横須賀市観音崎での、イペ材でのボードウオーク調査

観音崎のボードウオークは、イペでの施工例は既知でしたが、見たことはありませんでした。

知人に、ボードウオ-クの改修事前調査での写真を見せて頂いた。

木材劣化診断士として、腐朽箇所を特定し、劣化箇所の位置、劣化度を数値化して、診断書にまとめて依頼主に出すわけです。その事前段階でのレジュメ・写真を見せて頂いたのです。

含水率は表面含水率をはかるものだが、内装用で比較的低いレベルの含水率を測るのにつかわれるが、
ここでは、含水率が測定可能域を超えているので、”Hi”としか出てこない。(数値が測れないのだ)

根太のイペも、貼る方向が通風を遮ってしまう方向であり(海の風が根太で遮断されてる)、コンクリートの上に、スペーサーなしで、直接置くので、水分吸収が低い樹種だが、腐朽しやすい施工方法になってしまう。樹種本来の性質だけに期待するのも考えものだと以前から考えています。

知人と話の中で、”根太の座堀りのボルト部分から、腐朽がすぐわかる。どうしてこんなに広げる必要があったのか?”と問題点を指摘し合った。
ウッドデッキの素材に期待してしまうのはよくあることだが
どう、施工するか?・・・・・ここがかなりの重要性を持つだろう。


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