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合法木材としてある国産材(植林木でかつ、天然素材)に耐久性を付与する方法として、トリプルで処理する方法で長い年月作り続けている。



まず、木材にプレナー(電気カンナと思って頂ければいいのですが)をかける。


次に、人為的なキズ(インサイジング)をつけて、木材保護剤が浸潤しやすくする。


このあと、最初の銅系保存剤を加圧で木材内部に入れます。・・最初の写真となるわけです。


その工程後、DOT(ホウ酸系木材保存剤)を容器に満たした状態で、木材を沈め、減圧処理して、最深部に入れ込みます。

最後に、シリコンゴムを付着させます。木材と木材の接触面に水が滞留して腐朽することのないようにします。

シリコンゴムは、日光が当たると6か月(床)くらい、撥水性をもちますが、床板と根太などの日光の入りにくいとこは、15年経過後の、実験デッキで確かめても、いまだ撥水効果は健在です。


ウッドデッキの構造やら、使用場所の環境など、経験しながら、どう腐朽菌やらシロアリに加害されないか?

耐久性に対する不安を払拭するする方法をこのように考案しました。化学物質化した人工木やら、熱帯雨林の貴重な材木でなくとも、同じかそれ以上の耐久性を求めて、

何重にもプロテクトする流儀を作ってきました。

ウッドデッキの最初のころは、国産材の改質をお客様にうまく伝えるのが難しかったのですが。
一般の建築材に、木材保護塗料で耐久性をもたせるのは、無理です。




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