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屋外で金物を使って、木と木を緊結する時、緩い負荷のかかるとこならいいが、大事な構造部分では、鉄を使うのがBETTERだろう。

鉄の金物の場合、鉄の酸化(つまり錆)が緊結力を弱体化させる。

これを防ぐため、金物にメッキをする。

大きく分けて、電気メッキと、どぶ漬け(溶融亜鉛メッキ)がある。

溶融亜鉛メッキは、表題の写真の亜鉛のインゴットを365日、ずっと溶解させておくのだ。500度近い温度を保って、液体化しておく必要がある。
亜鉛の溶解したところに、金物を付けて、このカゴで余分な亜鉛を飛ばす。
危険な作業になってくるので、熟練が必要だ。
ボルトのネジ山に亜鉛が当然付着するので、ナットは一回り径の大きなものを用意しなくてはならないこっちはこっちは
電気メッキは軽度な暴露にはいいが、基本美的装飾の意味があると思う。


電気メッキの金物。

木材の劣化の防止と、その構造の一部となり重要な接合部を担う金物の耐久性。その両立がないと、構造系ウッドデッキは意味をなさない。

当然、エルビーシステムも重要な緊結部では溶融亜鉛メッキを使う。金物は部材厚が小さいので、必須である。


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