海外から輸入される、いわゆる外材が1964年東京オリンピック頃を境に急激に増えたのを、材木屋の子供としてよく覚えている。
東南アジアのフィリピンから、ラワンの原木が来たり、造作材として目細(めごま)な秋田杉の代用品として米杉(ウェスタン・レッド・シダー)が来ていた。・・・その後、安かったラワンもフィリピンの森林減少から来なくなった。(危険地域のミンダナオ島は、伐採できないので森林資源が残っていると聞くが、皮肉な話だ。)
建築材でなく、外部使用のエクステリア部材に発想を変えるときに、日本に集まる外材を勉強していた。
ウリンについては、インドネシアではウリン、マレーシア領サバ、サラワク州ではビリアンという。
更に、ボルネオ北部には亜種のマラガンガイ(これもビリアンというが少し耐久性に劣ると聞いた)がある。
詳細に書けば書くほど、読むのに忍耐力の要る話になってしまう。
主要なエクステリア部材を簡潔にまとめられていて随分参考にさせて頂いた。
ウリンについての記述。
イペについての記述。
過去には何度かお取引をさせて頂き、南洋材から、サザンイエローパインまで使わせていただき、実際の現場でのデータ取りもできたのだ。
改質国産材に特化して、お付き合いは殆どなくなってしまったが、お取引の中で、相当な勉強もさせて頂いた。
新木場では、ハードウッドの第一人者だろうと思う。
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