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木材の腐朽菌は、ご存じかと思いますが、キノコです。


近くの公園で、桜の木にくっついていた大きなキノコをはがしてきて、図鑑で調べてみたら、クジラタケというキノコみたいで、木材を腐朽させるキノコというより、生きている樹木の栄養分を吸収するようなキノコのようでした。

コルク状で、椎茸・松茸のような柔らかさはなかったです。


図鑑で本物と見比べて同定してみたのですが。


腐朽菌の代表的な物は、褐色腐朽菌のオオウズラタケ、白色腐朽菌のカワラタケが主な物で、腐朽実験では、筑波の森林総合研究所からの株分けされた物を使って、腐朽のしにくさを短期間に知る実験に使うようです。

腐朽槽に樹種を特定しながら腐朽菌を入れて、質量減少(腐朽が進んだことを示す)をみていくそうでした。

主に、広葉樹材に加害する白色腐朽菌より、針葉樹に加害する褐色腐朽菌のほうが、腐朽の進行が進むと曲げ強度の減少が早くなるようです。

白色腐朽菌の代表格のカワラタケの子実体「キノコ」はよく見かけますが、オオウズラタケの子実体はみたことないです。

白い菌糸はよくみかけるのですが。

腐朽は、最悪、菌糸の状態(白い密集した蜘蛛の巣みたい)で、手を打つことができれば、被害も少なくなると思います。

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