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瀬戸内海に浮かぶ小島、大久野島への家族旅行で行ったことがある。ウサギが放し飼い状態で住んでいた。そんな光景を見て、のんびり、ゆったりした時間の流れを感じていた。

景色は、暗い歴史を微塵も反映していない。・・・当たり前だが、景色には、必ずストーリーがあるものだ。
平和とは、特筆すべきトピックスはない、が悲惨な歴史は見逃してしまえるほど穏やかな空気を持たないものだ。

凪状態の瀬戸内海の海面穏やかな日、観光客も少なかった。土産物屋もなく、訪れる人も少ない、掘り出し物の観光地と思ってみたのだが・・・・。
ハードウッドのボンゴシのデッキ。
先の太平洋戦争時、化学兵器の研究をしていた島だったのだ。
緊張感に覆われた島。戦時は、近寄ることも許されない、反転のサンクチュアリ。近寄ることもできないわけだ。
台所の必需品の料理道具のように見えてしまう。まったく真逆の用途なのに。形態の皮肉。
防空壕。


今でも、ロシア、ウクライナの衝突、イスラエルとパレスチナの衝突。

科学の発達は、破壊を残していくほうが多いのでは?野に放たれた、うさぎは不似合いではある。





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