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秋葉街道(下)・・・この街道は、大鹿村につながって行く。

この大鹿村を舞台に、原田芳雄の遺作映画、2011年公開の”大鹿村騒動記”ができた。

公開日に、病魔に冒されて演壇に立つ車いすの原田の鬼気迫る表情と、悲しい三六災害をそれとなく描いているシーンは忘れられない。


300年以上前から続く大鹿村歌舞伎。秋葉街道沿いには、古い歴史が根付いている。
映画に使われていた、集落の食堂で原田芳雄が経営という設定の、”ディア・イーター”。
飯田市、伊那市は蜂の子、カイコ、ザザ虫の昆虫食、馬肉・鹿肉など、食文化も独特。
北遠州、奥三河とも風俗が似ている。
大鹿村歌舞伎の舞台
大鹿村騒動記に出てくる、台風のシーンは、この大災害、(三六災害)を意識していたのでは?
飯田市、伊那市の方なら、この大災害をご記憶の方が多いのでは?


飯田市、伊那市に関係のある方ならこの未曾有の災害(三六災害)をご存じの方もいらっしゃると思います。ここは、公園になっていますが、63年たったいまでも、山が崩れ川を塞ぐという、未曾有の災害の痕跡を見てしまいます。

古道の秋葉街道は、古来から、信州と遠州を行き交う人々の重要な道であったようです。

秋葉信仰の道、遠州灘の海塩を運ぶ道、交易の道、戦いの道、文化の道。


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