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ナウシ歌舞伎、美しかった・・・

写真の幕を見て欲しいです、めっちゃすごい・・・
1ヶ月の公演のためだけに作られた、歌舞伎座の幕・・・すごい!!!(語彙力)

初演の新橋演舞場のは、生では観れていないので、今回は絶対観よう!と楽しみにしておりました( ´ ▽ ` )

何より素晴らしい!!と思ったのは、やはり大道具さん達の作品。(あえて作品と呼びたい)
あの世界観を実現させるための舞台装置、何より舞台には本当に王蟲がいました。
映画で観た王蟲が、そのまま舞台に出てきたようなリアルな目とか外殻とか、質感もそのままに王蟲がいる・・・
三階席だったので、距離感があるので、よりそう見えたのかな。
一階席で見てたら、怖かったんじゃないかw

あとガンシップとメーヴェ!!!あれ本当にすごかった。
公演が終わった後でどこかに展示していただけないだろうか?
ライス師匠(米吉)のインスタで見れるけど、客席からは見えないガンシップ内部の操縦桿まで作り込まれていて、魂を感じた。

普段の歌舞伎では使われない、映像や照明での演出も良かった!
よりナウシカの世界をリアルに彩っていて、没入感が出ました。

そして役者をより世界に引き込んでその気にさせていく、衣装と小道具。
ナウシカの世界だと認識できるデザインのまま、それを普段の和服の技術やデザインを取り込みつつ、違和感ないものになっていて、衣装素晴らしいわ。
衣装もぜひ展示を・・・
クシャナの衣装、トルメキアの紋章の蛇に因んで鱗紋だったり、知ってたりわかったりすると楽しめるポイントがありました。

お話はめちゃくちゃぎゅ〜〜〜っと詰め込んでるのと、都合上原作とは上手に変えているところもありました。
多少強引かもしれないけど、あれだけまとめられてた脚本、すごいわ。
映画だけじゃなくて、できれば原作も履修してから観るのがオススメです。

総合すると・・・松竹の底力を見た。
全部にお金、ケチってないんでしょうねw←

役者陣としては、ライス師匠のナウシカがとにかく可愛い。
はぁ?ってくらい可愛い。
ずるい。29歳男子のはずなんだけど?なぜあんなに可愛い?
青き衣、とてもよく似合っていた。
メーヴェに乗って、腹筋と背筋をめちゃくちゃ使っているライス師匠、良かったw

今回のナウシカに出ていた役者陣の中では、錦之助さんが一番推しなので、錦さまガン見してましたけど、花道での普段はしないような、だけど歌舞伎ぽい動きを取り入れたような、儀式の踊り、なんかすごく良かった!笑
彌十郎さんのユパさまも、リアルユパさま感あって(笑)良かったー!!
鎌倉殿の時政とは、全然違ってて、あれはユパさまだった。
(衣装も違うんだから、当たり前か)

右近はなんかこう、もっと出番欲しかった。
下の巻で出てくるかなぁ?
下の巻分に残っているだろう、原作部分でも、あまり出てこなかったような気はするけど・・・
ケチャとアスベルの恋模様が描かれるのか、気になるところ(多分描かれない。主役はクシャナだもの)

残念だったのは、丑之助くんが休演だったこと。
体調不良とのことで、しっかり休んで欲しいけど、天才子役、観たかった。
すでに1回ナウシカを観ている友人が、「思い出すだけで涙出てくる。本当に良かったんだよ!」と言っており、二人で丑之助くん観たさもあって、もう一度来ようか話したくらい。
どうぞ無理せず、でもぜひ観たいよ、丑之助くん。

千秋楽は、Huluで生中継されるそうなので、劇場に足を運ぶことはできないけど気になる、という方もぜひ!
https://www.kabuki-bito.jp/kabuki-contents/ondemand/news/cat1/2145.html
https://news.hulu.jp/kaze-no-tani-no-nausicaa-jo-no-maki/


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