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新春浅草歌舞伎 2024/01/13

今年の観劇は、浅草昼の部から。
時間が経ってから感想を書こうとすると、やっぱり鮮度が落ちているので、思い出せない😂
ちなみに、役者さんが呼び捨てだったりさん付けだったり、人によって違いますが、それは区別をしているわけじゃなくて、普段から何故かそうなってるだけで、他意はありません。同じ人でもいろんな呼び方する時があります。みんな大好きです。


そして、昼の部は、全体的に、個人的にはそんなに・・・だったんだ。

十種香

十種香、やっぱり米吉の八重垣姫がとても話題になっていたけど、良かったのは、新悟さんの濡衣。
がっちり手堅くて、お芝居の土台を支えているような、そんな安定感と存在感で、うわ、すごい、今まで見た新悟さんと違うかもしれない、と思った。
勝頼の橋之助は、正直あまり記憶にない(ごめんね😅)
ふーん・・・と思っている間に、終わってしまった。

切られ与三

個人個人はそれなりに、お役として出来上がっていて、役者に対しての違和感はあまりなかったのだけど、”芝居”になってないんだなぁ・・・
まとまりがない。
隼人さんにはまだ早すぎたのか、それか、にざ様大好きだから、それを忠実に守りすぎたか。
教えていただくことは必要だし、それを型としてやるものだと思うけど、(初めての時は、教えていただいたことを忠実に、2回目からは自分なりに、みたいなことを、歌舞伎役者さんはよく仰っている)型じゃなくて、真似、になってたら意味がない。
それを思ったのは、後日、初台で菊之助の石切梶原を観たから。それは追ってまた。
松也の蝙蝠安も、んー、蝙蝠安ってこんなだっけ?と思いつつ。
菊五郎さんは、源氏店は安(が主人公)なんだよ、と仰っていたらしいが(浅草メンバーによる歌舞伎夜話の配信にて)、なるほどなぁ、と思った。
まだ綺麗なんでしょうね。落ちぶれて人の道を外れたり、汚い環境で汚いこともやっている人間の、根底だったり、そういう人間だからこその意地だったり、そういうものが出てないのかな、と思った。
いや、私も知らんけど。つい最近、にざ様が与三をされていた時の蝙蝠安は誰だったっけ?って調べたら、片岡市蔵さんだったのだけど、いやらし〜い、小汚い、小狡さ、みたいなものが溢れてて、最初はちょっと「うわ」って思ったもの^^;
お話が進むうちに、愛嬌が感じられてきて、大丈夫になったのだけど。
なので、松也さんの蝙蝠安は、可愛すぎたんだな(苦笑)
米吉お富は、その前の八重垣姫より良かったかもしれない。2回目?だと、やっぱり違うのかな。ちょっとまだ年増の女、は苦しいかもしれないけど・・・たま様のお富がちらついて仕方なかったんや^^;

ということで、やはり若手は若手である。
歌舞伎役者は四十・五十はハナタレ小僧、と言われるらしいけど、さもありなん、そういうことなんだな。
橘太郎さんと歌六さんの安定感、半端なかったもの。安心感があったわぁ。
上置き(あってる?)の方は、いるだけで違う、というのがわかるね。あれはなんの違いなんだろう。当然、年季の入りが違うわな、と言われればそうなんだけど、まとう空気はどこから違いが出て生まれるものなんだろうか、と。

どんつく

単純に楽しかった!!😆
グレイテストカショーマンw
私が見た日は、珍しく失敗の多い日だったw
(失敗する日の方が少ないらしい。浅草メンバーでの歌舞伎夜話より)
しかし、みっくんのああいう踊りは割とよく見る気がするので、もっといろんな踊りが観たい。
ああいう、というのは、田舎者の踊り?みたいな。一昨年の南座での芋掘長者の印象・・・とか。
せっかく坂東流のお家元なのだから、もっといろんな踊りを!みっくんに!歌舞伎座で!!観せて欲しいなぁ、松竹の偉い方。
今度(三月?)の喜撰も、きおいちょと梅枝さんだもんね。

帰りは、一緒に行った友人と、尾張屋さんで、山かけそばをいただいて帰りました。
尾張屋さんの山かけは、単純に上にとろろが乗ってるんじゃなくて、とろろとお出汁が一体化していて、本当に美味しいのです!!
以前、お店の方にお腹の具合と相談しながら、どれがおすすめかを伺ったときにオススメいただいて初めて食べたのですが、個人的にはやみつきです。
その時に、「実はカレー南蛮もオススメだから、今度はそれを食べにきてね」って言われたんですが、つい山かけをリピしてしまう^^;
だって美味しいんだもの・・・


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