【Podcast】ノーコードDXを進めよう。kintoneって何だ?
兄弟でPodcast「接客業兄とプログラマー弟の長電話」をやっています。プログラマーになりたい兄がプログラマーの弟にゆるく技術のあれこれを語ったり、転職相談をする企画です。
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そもそもノーコードって?
弟:ノーコドっていうのはテキストプログラミングが一切いらないものだね。だから多分、scratchとかもノーコードに入るんじゃないかな。ドラッグ&ドロップだけで作れちゃいま、すとかね。後はWebサイト作成とかできるのもあるよね。
兄:ああ、wixとかね。
弟:それは知らないんだけど。
兄:知らんのかい。まあHTMLの知識なくても作れますよってことね。
では、ローコードとは?
兄:じゃぁローコードは?
弟:ほとんどドラッグ&ドロップなんだけど、少しテキストプログラミングしないと動かないやつだと思う。
兄のオススメするkintoneとは
兄:ノーコード、ローコードってプログラミング学習のきっかけとして凄く良いと思うのよ。kintoneっていうグループウェアがあって。僕も前働いてた旅館でkintoneを使ってシフトを出すようなアプリを作ったのよ。それでテキストプログラミングをしてみようってきかけにもなったの。
弟:kintoneはローコードって言われてるけど、ノーコドみたいな感じなの?
兄:そうそう。基本的にはドラッグ&ドロップだけでできるだけど、java scriptを使って見た目とか変えられるんだよね。
弟:なるほど基本的には知識なくても動かせるってことね。
誰でもメンテナンスができる、という思想
兄:ただ、kintoneの思想として…。いや、kintoneじゃなくて僕がいた会社の情シスの思想かもしれないけど、そういう知識がない人でも誰でも現場の人が改善とかできた方が良いじゃん。だから、そうならないためにはできれば、ノーコードで動く状態にしていた方が、異動とかあってもメンテナンスできるよねっていうのはあった。
弟:その思想はプログラマーにもあるね。
兄:良く言ってるよね。
弟:プログラマーの中にも知識差があるから、どんなプラグラマーが触っても直せるようにしとこうっていうのがある。
カスタマイズできる周辺サービスがすごい
兄:すごいのがjava scriptもドラッグ&ドロップでできるサービスがあるのよ。
弟:へえ、別ツールであるんだ。
兄:そうそう、サイボウズじゃない会社が作ってる。
弟:こうしたいっていうのを、ドラッグ&ドロップするとjava scriptが出力されるって感じ?
兄:というより、裏でjava scriptが書かれてるとか知らなくてもkintoneに反映されるっていうのもある。
弟:コピペとかもいらないんだ。
兄:そうそう。僕が作ったのはgusukuって会社さんのだったんだけど。
プログラマーからノーコード開発はどう見える?
兄:プログラマーから聞いてノーコードの話どうですか?
弟:僕は結構、肯定派で。ドラッグ&ドロップで相手の要件を満たせるならそれで良いかなって思う派なの。一方で、ノーコード、ローコードツールはまだまだあんまり使われてない存在だと思う。まだ自社でツール使って作ろうってよりは、単純に外注すると思うんだよね。
兄:それな。使ったらニュースになるぐらい。
弟:ほんとに!?ニュースに?
兄:2020年だっけ?10万円の政府の助成金あったじゃん。あれで役所のオペレーションの負荷があがって、なんとか市役所ではノーコードツールを使った人がいて、それが新聞の記事に載るぐらい。
弟:へえー。
兄:プログラマーを雇用しなくてもDXできるチャンスだと思う。
弟:でも、ニュースになるぐらいってことはまだまだってことだね。なんのハードルがあるんだろうね。
何が普及の障壁になってるか?
兄:一番大きな問題は、現場で新しいものを使いたくない人が多いってこと。抵抗感が強い。その中でもパソコンが得意ですよって人が頑張って作って、しかも、みんなに納得してもらわないといけないっていう。
弟:作るだけの苦労じゃないんだね。
兄:うん。僕は導入する仕事はしてないけど、導入のために社長や担当者を説得するみたいな人もいると思う。
弟:クオリティの問題もある?
兄:それもある。できたアプリが、目的にあってなかったりとか。必須であるべき要素が必須になってなかったりとか。
弟:あー、例えば日付とか。
兄:そうそう。それで、メールで「日付書いてないですよ~」みたいなやり取り別でしてるの見ると、惜しいなぁって思っちゃう。アプリの意味が~~っていうね。
弟:結局、そういう柔軟さを受け入れようとすると、ローコードだけだと物足りないと思ったりするかもね。
兄:うん。まあ、そういうイライラは最初はつきものだと思うんだけど、皆で協力するうちにリテラシー高まってくからさ。
開発者の負担が大きい問題。組織が開発者を助けるには?
弟:自社で開発してくれるっていうのはさ、会社としては外注するより安上がりだけど、その人の負担は結構大きいわけじゃん。
兄:そうそう!
弟:その人からしたら外注するぐらいのお金欲しいじゃん。
兄:そうなんだよ~~!正直、休みの日とかも勉強しなきゃいけないし。
弟:それでやっとできたー!って思ってもその後もメンテンナンスもあるじゃん。そこから先は有料ですって言いたくなるよね。組織のモチベーションの仕組みとかもあるかもなと思った。
兄:しかも、人によっては全く何を僕が努力してるのか意味不明だって思ってる人もいるわけで。そこはねぇ、結構メンタルタフにやらないといけないんだよね。
弟:作ること自体は大分ハードルが低いけど、そういう面でまだまだハードルが高いんだろうね。
kintoneの開発スキルが仕事になる時代
兄:サイボウズだったりとか、さっき言ったgusukuだったりとかに就職するってこともあるだろうし、そうじゃなくても、開発スキルを仕事にできるみたい。そこからエンジニアになってくって人もいるみたいだよ。
弟:ローコードエンジニアって職種があるってことだよね。
兄:クラウドワークスとかにもいるね。
弟:クラウドワークスに外注しちゃうってのは良いのか良く分からないけどねw
兄:それは、まあねw
コミュニティが優しい!けど…
兄:初心者が多いから優しいコミュニティ多いんですよ。教材とか、勉強会も多いし、結構学びやすいと思う。
弟:それ聞くと逆に難しいのかなって思っちゃった。
兄:何で?
弟:僕のイメージだと、勉強とか全然いらないのかと思ってた。掲示板があるぐらいの難易度はあるんだね。
兄:それはそうなんだよね。画像編集とか動画編集って子どもの頃は技術がないとできなかったけど、今スマホで高校生とかが簡単にできるじゃん。それって全人類動画編集者化してるもんね。
弟:パソコンでやるってなんた時点で、パソコンリテラシー求められちゃうもんね。
アプリ化が便利とは限らない現実
兄:実際、集計する側にとってはアプリの方が良いけど、一人一人のユーザーにとって手書きより楽かどうかは分からないじゃん。
弟:ユーザーっていうのは?
兄:使う人のこと。社員とかかな。例えばミスの報告をするときに、手書きだろうが、口頭だろうが良かった、でもそれは大変だからアプリにしました、とするじゃん。そうすると、報告聞く側にとっては楽だけど、報告する側にとっては手間が増えるわけじゃん。接客業だったらパソコンの前にいるわけじゃないし、わざわざ事務所に行って少ないパソコンを取り合って開いて、報告しないといけないからね。
弟:なるほど。
小さなアプリから始めてみよう
弟:これ聞いてノーコド難しそうだなってなったら嫌だなwそういう意図じゃないんだけど。
兄:じゃぁどうしたらいいのかな?
弟:まずは少ない人数だけで使うアプリだけを作ってみるのが良いんじゃないかな。いきなりお客さん全部とか、従業員全部を巻き込むとなると色々言われるし大変だからさ。
兄:なるほど。
弟:それで周りに便利そうだなって思わせたら勝ちじゃない?
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