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凄腕だが気難しいエンジニア、いるよね「フォードVSフェラーリ」🏎🏎🏎

兄弟で映画やアニメの中のテクノロジーを取り上げるPodcast「接客業兄とプログラマー弟の長電話」をやっています。弟と一緒に「フォードVSフェラーリ」について語りました。ネタバレも含んで話しました。Podcastの一部を記事にしました!

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ヘンリー・フォード、どこがすごい?

兄:こちらの映画どうでした?

弟:僕は、車とか機械出てくる映画好きだから楽しく見れた。もともとフォードも好きだしっていうのもあって。

兄:映画は、フォードの2世が社長の時の映画だよね。弟、就活の尊敬する偉人みたいのでヘンリー・フォードあげてなかったっけ。

弟:就活だったか忘れたけど、そんなの言ってたかも。でも、本当にフォードは好き。

兄:どこが好きなの?

弟:フォードはベルトコンベア式の開発を発明した人なんだよね。もともと車が貴族とか上流階級の人の乗り物だったのを庶民のものにしたの。かつ、雇用も大量に生み出したって人なんだよね。

兄:パソコンをみんなで使えるようにしたビル・ゲイツとかの方が有名じゃないの。何でフォードなの。

弟:え……。フォードの方が自分にとっては有名だった。

兄:そうなんだ。映画の中でも「初代のフォードには勝てない!」みたいに貶されるシーンあったよね。

弟:2代目ってそういうのありそう。フォードの社長はレーシングカー作る気がなくて、フェラーリに作ってもらおうと思って頼んだらけちょんけちょんに言われるんだよね。

兄:さっきの弟の解説踏まえると、フォードは庶民の車を作ってきたバックグラウンドがあって、フェラーリはフェラーリじゃないですか。その辺の感覚の違い大きかったんだろうなあ。

車を運転して、エンジンやサスペンションの感覚分かる?

兄:好きなシーンはありますか?

弟:車に紐とテープ貼って事件するシーンあるじゃん。ああいうの学生の頃やってたなあと思って懐かしかった。

兄:車を作ってたわけじゃないんだよね?

弟:僕が作ってたというより実験の勉強でそういうのがあって。主人公のマイルズが「フロントで空気があがっている」って言って、実際に紐つけたらそうなるシーンあるじゃん。いいよね。

兄:レーサーがマシーンを動かして勘でどういう言うのかっこいいよね。車好きな人って、車とかバイク乗ってエンジンとかサスペンションの感覚が~~って言うじゃん。僕は全然分かんないから、すごいと思う。

弟:わかるわかる。

兄:スノーボード好きだから、良い板でそういうの感じることあるけどそういうことなのかな。

空気の剥離とは

弟:空気が剥離しちゃうとがくんとスピードが落ちるんだよね。

兄:どういうこと?

弟:車が走るときにぴたー--っと車まで空気がくっついて走ると抵抗がなく走れるんだよね。ボディの形があってなかったりすると、空気がはがれるんだけど、それを剥離って言うの。

兄:なるほど。

弟:映画はそれを確認するシーンだったんだよね。

兄:あれはそういうシーンだったのか。その理屈で言うと、ロケットみたいな形の車が一番早いんじゃないの。

弟:うん。だから、新幹線とかレースカーとか、そういう形してるじゃん。

兄:確かに、言われてみたらそうだ。

「車はイジれてナンボ」という文化

兄:僕は自動車そのものより、自動運転とかの方が気になっちゃうなあ。でも車好きな人って「うるさくてガソリン臭いクルマが好き」って感じあるじゃん。最近のEV化の傾向は車ファンは寂しそうだよね。

弟:寂しいだろうなって気持ちは分かる。

兄:アメリカの映画だと、車イジりが逞しさを表すシーンとしてよく出るよね。

弟:機械工学勉強して、マニュアル免許とったけど、正直運転しなさすぎて、バッテリーあがっちゃったらとか分からない(笑)

兄:「車はイジれてナンボ」みたいな文化なくなってくかもねえ。

弟:もう無いんじゃない。

兄:都会にいるともういらないし、免許なくても普通だもんね。

腕はあるけど気難しいエンジニア

弟:マイルズはさ、けっこう経営陣に煙たがられるじゃん。凄腕だけど性格に難があるみたいな。

兄:うんうん。

弟:そういうエンジニアいるよな~~ってめっちゃ思った(笑)

兄:アスリートって求道者って感じだし、エンジニア・職人もそうじゃん?レーサーって両方だからほんと究極だよね。

弟:マイルズをつい知り合いに重ねて見てたから、あの人だったら組織のために折れるなんて、本当に苦しい決断だろうな…とか思って映画見てた。


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