易経とタロットの共時性 10

易経は地沢臨→沢地萃
タロットは死神→皇帝

地沢臨は上の卦が地、下の卦が沢で地面から下に沢いう窪みがあり、上から下を臨む、見る、眺めるという意味らしい。
池のほとりから池の中を見るような感じらしい。
地面から凹んでいるところの中を見るような感じらしい。

沢地萃は集まるって意味。
下の卦が地で上の卦が沢、地面の上が窪んでいるので、その窪みには色んな物が集まってくる。
良い物が集まってきたらいいし、悪い物が集まってくる可能性もある。
窪んでるから停滞しやすく、集まったものも時間が経つと腐ったり傷んだりしやすいから注意が必要みたいな意味。

面白いのが地沢臨から沢地萃と上下の卦が入れ替わった変化になったところ。
地は陰、その凹んだ沢はさらに陰、陰の陰とも見れる。
心の奥底?
そんな底には色んな物が集まってる。
凹んで低くなっているからか、自然といろんな物が集まってくる。
良いものも悪いものも。
溜まるままにしておけば、良い物でも傷んでしまう。
埋もれて使い物にならなくなってしまう。
そうならないためにも、底を、窪んだところを見ないといけない。
何が溜まってるのかな?
ゴミなら取り除く方がいいし、良い物でも取り出して使わないと埋もれて用をなさなくなってしまう。
心を見つめることの大切さ。
埋もれてしまえば、何が出てくるのか怖くなり、さらに見れなくなる。
窪んだところはいろんな物が溜まりやすいから、こまめに何が溜まってるのかな確認した方がいいかも。
詰まって変化や循環の妨げになってしまう。

タロットは死神から皇帝。
死神、死と再生。
破壊と創造。
ものを作るには作る場所がないと作れない。
すでに何かがあるならば、それを壊さないと次のものは作れない。
どれだけ良いものを作っても、それがあると次のものを作る妨げになってしまう。
前に進みたいのに妨げになってしまう。
それを壊して自由になる事で前に進める。
思いを形にして物を作るけど、作ったら作ったでそれに縛られてしまい動けなる。
変化できなくなり、循環しなくなる。
なので死神の破壊する作用は重要で必要不可欠な物。
破壊、変化は怖い。
でも、必要不可欠な物。
変化、循環しなくなっても、腐ってダメになり死になる。
ぶつかって争って死になる。
どちらにしても死をもたらしてしまう。
破壊を受け入れても、拒んでも行き着くのは死。
ヒェーーーーーー。
皇帝は死神の逆。
安定という意味。
統治した国を城から眺めてる皇帝。
死神の破壊の作用、変化、循環させる作用は大変怖いもの。
人の最大の恐怖かもしれない。
自分の生存、命を脅かす物やから。
でも、皇帝は受け入れてるのかな?
城の上からそうゆう変化も眺めている。
今は国を統治できてるけど、他の国から攻められるかもしれない。
内側から下剋上でやられるかもしれない。
安定しているようでも、やっぱり、変化、死神、破壊の影はついて回る。
自然の理、変化して循環する事は止められない。
人間が手を出すことのできない宇宙などを動かしてる自然の働き、作用なので。
その変化、循環に従うしかない。
その中でのできることをするしかない。
皇帝はそうゆう事を受け入れて、城の上から眺めているのかもしれない。

あれ?
もしかして似てる?
それとも、寄せてもただけ?

地沢臨、沢地萃、下に集まったものを上から眺める。
城の上から統治した国を眺める皇帝。
良いも悪いも集まる窪み。
死と再生を受け入れた皇帝。

んーー、似てるなぁ。

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