見出し画像

ぶつかってるのはドッチ?

易経とタロットの共時性 16
易経は風雷益→風沢中孚
タロットは吊るされた男→塔

風雷益
上の卦は風、下の卦は雷。
どちらも動きを表す。
五行も両方、木。

風は左右方向への動き。
どこまでも隙間に風は吹き込んでくるので、隅々まで行き渡るのも表してる。
話とか命令とか。

雷も動きを表すけど風とは違い縦方向。
空から地面まで走る稲妻とかを思うと縦方向。
しかも音と光と熱と匂いなど、凄まじいエネルギーがいろんな形に現れている。
その凄まじさに驚くので、驚かすという意味もある。
横方向にも縦方向にも、全方向に動く、広がる感じなのかなと。
五行では同じ木になるけど、風は陰、雷は陽、しかも陽の雷が下にあり、陰の風が上にあるので、上下交わって陰陽が助け合い協力しあい、補い合ういい形になってる。
下では根を張り、上では枝葉が生い茂る木、そんなイメージなのかも。

益というのは

左の天地否という卦の下から1番目と4番目が入れ替わったもので、上の卦の陽と下の卦の陰を入れ替えた、上が下を益してるから益というらしい。
下の卦は自分、上の卦は周りの環境とか相手。
あるいは
下の卦は心の中、上の卦は外面
などを表したりする。
周りの環境や人からの影響で自分に良い刺激があったり、自分の外面から心の中に良い影響があったりとも、見れる。

それが風沢中孚、誠の心を表す卦に変わる。
風が沢、地面にできた窪みに沿って吹いていく、協力してるようなイメージ。
タマゴの中のヒナと親鳥がタイミングを合わせて同時に殻をつつくからタマゴが割れてヒナがかえる。
そんなタイミング合わせて同時に殻をつつく感じ。
心の中も外も同じ、矛盾がないから誠の心???

風雷益は上にある陰の風の横方向の動きと下にある陽の雷の縦方向の動きが、下の陽は上にあがり、上の陰は下に下がることで陰陽が混じり、縦にも横にも全方向に動く、柔軟になる。
そのためには風沢中孚のような、タマゴの内側のヒナと外にいる親鳥が同時に殻をつつくような、心の中と外面、本音と建前に差がないような、裏表のない心が大事なのかもしれない。
心の中では思ってないのに世間体とか常識とか法律とかがあるからと思ってもない事をしてたら、その矛盾で心は縛り付けられて横にも縦にも動けなくなる。
我慢してる分、ストレス溜まって発散させないといけなくなる。

その考え方は無理があるということなので、じゃあ、どうゆう考え方が本音と建前の差がなくなるのか?
裏表の差が減る考え方なのか?
を学べる。
思った事を我慢せずに言うて、行動すれば良いわけではない。
周りとぶつかるという事は、その思った事が、その思いが出てきた考え方、信念がすでにおかしくなってるんやから。

タロットは吊るされた男→塔

吊るされた男は動き回るのをやめて、自分を見つめるために自ら木にぶら下がって、自ら動けなくして自分と向き合えるような集中できる環境を作っている。
自ら。
誰かに吊るされたわけでもない。
何かの罰で吊るされてるわけでもない。
自分と向き合うために自ら吊るされている。

塔は雷が落ちて塔が崩れてる絵柄。
今まで作り上げてきたもの。
信念とか習慣とか固定概念とか。
強固な自分の中の変わらないもの。
長年そこに住んできて、馴染んで自分の当たり前になっていること、物。
絵柄によったら塔の下は荒波が立ってる。
人生の荒波の中、そんな波でも壊れないぐらい、強固に建ててきた、作り上げてきたもの、こと、自分。
天からの雷、思いがけない事で崩れ去ってしまう。
それは大変な事かもしれない。
でも、もしかしたら、そのせいで譲れなくてぶつかっていた、その譲れないものがぐずれさり、ぶつからなくなるかもしれない。
人に譲れるようになるかもしれない。
受け入れられなかった事が理解できて受け入れられるようになるかもしれない。
絶対に許せなかった事が許せるかもしれない。
そんなに抵抗しないといけない程のものだったのか?
今現在、この塔のように必死に荒波にたえて生きてる人。
油断したら荒波に塔は崩れてしまう?
もしかしたら、そんなに耐えなくても大丈夫なのかもしれない。
そこまでして守っているもの。
何を守ってるのか?
昔からの習慣で訳わからずに抵抗、反発しているだけかもしれない。
自分で何を守ってるのか、ワらなくなってるかもしれない。
クセで無意識のうちに、自分でも訳わからずにバッ!と反応しているかもしれない。
自分が守ってる塔はなんなのか?
その塔を崩そうと荒れ狂ってる荒波はホンマに荒波なのか?
自分が抵抗してるから波がたってるだけかもしれない。
自ら塔のように固くなり動かなくなり、ぶつかる事で自分で荒波を立てているかもしれない。

そんな塔、もしかしたら崩れたほうがいいのかもしれない。

自ら吊るされて自分と向き合う事で、本当に荒波から守らなければいけない塔なのか?
自分が固く動かない塔になって周りとぶつかり自らが荒波を立てているだけなのか?
その塔は、自分が守ろうとしているものは、本当にそんなに崩してはいけない大切なものなのか?
その荒波の正体はなんなのか?
荒波から守るために建ててきた塔。
もしかして、自分が固く動かないから荒波が立ってるだけで、自分がぶつかってるのが原因かもしれない。
もし、もし、その塔が無くなったとして、、、

風雷益のように、縦にも横にも自由に柔軟に動くには風沢中孚のように矛盾の少ない、裏表の差、本音と建前の差が少ない状態がいい。
吊るされた男のように自分と向き合うと、矛盾や裏表、本音と建前の差を作ってる塔が見つかるかもしれない。
その塔は本当に守るべきものなのか?
周りとぶつかってでも守らないといけないものなのか????

皆さんの中の荒波を立ててる原因は何ですか???
もしかしたら、守らなくてもいいものかもしれません。

なんちゃって。

もう、易経とタロットの共時性じゃなくて、合わせた解釈してしまってるかも。

他の解釈の仕方です。
読んでみてください。

八卦と四大元素


数字

サポートありがとうございます。 よりお役に立てるように頑張ります。