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二階俊博の三男、和歌山2区で出馬へ

 次期衆院選を巡り、和歌山県内21町村でつくる和歌山県町村会(会長=岡本章・九度山町長)は23日、不出馬を表明した自民党元幹事長の二階俊博氏(85)の三男の伸康氏(46)に和歌山新2区からの出馬を要請すると発表した。伸康氏にはすでに伝えたといい、要請書を24日に手渡す。(令和6年4月23日 読売新聞)

  いわゆる裏金問題で二階俊博氏が引退表明をして以降、次の和歌山2区の後継候補について注目されていましたが、予想通り二階氏の息子が町村会の推薦という手続きによって後継指名されることで動いています。

 和歌山の町村会といえば、知事選挙で自民党が独自候補を出すべく動いている時に、現知事の岸本周平氏(当時は国民民主党国会議員)に推薦を出したことにより、自民党の独自候補の擁立が立ち消えになったという実績があり、二階俊博氏が使う手口、もとい手続きのようです。

 国会議員の候補者選定については、都市部では公募により募る方式もありますが、和歌山県では知事選挙に続き今回も公募ではなくて町村会の推薦ということで自民党内からの意見などを押さえ、粛々と二階俊博氏の三男が候補者とすることで進んでいます。

 和歌山の自民党県連会長は二階俊博氏であり、更に世耕弘成氏が自民党を離党した現在では誰も二階氏に意見することができない状況です。和歌山の選挙というのは選挙が始まる前に政治家がほぼ選挙の構図を作り上げるという状況が続いています。何故だか野党の立憲民主党も維新の会もほとんど出てくることもなく、選挙民には選択肢が最初から与えられていません。

 しかし、国会議員は日本国民を代表するものであり、稼業でもなければ就職先であってもなりません。ましてや、異論反論もないまま粛々と世襲を続けるということは民主主義の自死です。

 もともと私は前回の衆議院選挙の時から戦ってきており、二階俊博氏が出馬する時は当然ながら戦うと決めていましたが、ましてや世襲など断じて受け入れることはできません。二階王国を終わらせなければなりません。

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