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笑ゥせぇるすライティング講座 ~喪黒福造が伝授する、心を掴む文章術~ 第15話(全40話)

権威性で背中を押す! ~ 専門家や権威を効果的に活用する~

ホーッホッホッホッ…

私が喪黒福造…人呼んで“笑ゥせぇるすまん”と申します。

前回の講座では、読者の「反論」を逆手に取るテクニック…
クックックッ… なかなかトリッキーな話でしたね。

読者の心の壁…「不信感」を打ち破り、「信頼関係」を築く…

それは、まさに、難攻不落の城を攻略するようなものです。

正面突破を試みても、頑丈な門や、高い城壁に阻まれ、返り討ちに遭うのがオチ…

…しかし、どんなに強固な城も、内側から崩れ落ちれば、ひとたまりもありません。

今回は、読者の心を「内側」から攻略する…

そう、 「権威性」 を活用した文章術についてお話しましょう。

人間は「権威」という名の「糸」で操られている

人間は、権威のある人物や組織の意見に、無意識のうちに影響されてしまう…

実に哀れで、滑稽な生き物ですなぁ。

クックックッ…

それは、社会的な地位や肩書き、実績、経験…

…といった「目に見える権威」だけでなく…

カリスマ性や影響力、存在感…

…といった「目に見えない権威」にも、人は惹きつけられるのです。

まるで、操り人形師の巧みな指先に操られる、マリオネットのように…。

  • 医師の言葉は、素直に信じてしまう

  • 有名人が推薦する商品は、欲しくなってしまう

  • テレビで紹介されたお店は、行列ができる

…権威とは、時に理性を麻痺させ、人の行動を支配する、強力な「魔力」を持つのです。

権威性を利用する「心理戦」

権威性を利用した文章術…

それは、読者の心理を巧みに操る「心理戦」です。

権威のある人物や組織の意見を借りることで、あなたの主張をより説得力のあるものにし、読者の行動を促すことができるのです。

クックックッ… それは、まるで、敵の将軍を味方につけ、戦況を有利に進めるようなものですなぁ。

権威という名の「魔法の杖」を手に入れる

1. 専門家の意見を引用する:言葉に「重み」を与える

専門家の意見を引用することで、あなたの主張に「裏付け」を与えることができます。

読者は、「専門家が言っているのだから、間違いないだろう」と、無意識のうちに考えてしまうのです。

まるで、権威という名の「魔法の杖」で、あなたの言葉に重みを与えているかのようです。

例えば…

  • 健康食品を販売する場合 → 「〇〇大学医学部教授の△△先生も推薦! 最新の研究結果に基づいて開発された、健康効果が期待できるサプリメントです!」

  • 美容商品を販売する場合 → 「有名美容皮膚科医の□□先生も絶賛! 敏感肌の方でも安心して使える、低刺激性の美容液です!」

  • ビジネス書を執筆する場合 → 「日本を代表する経営コンサルタント、◇◇氏も推薦! この一冊で、あなたのビジネススキルが飛躍的に向上すること間違いなし!」

…などなど。

2. 有名人の推薦文を掲載する:商品の「輝き」を増幅させる

有名人の推薦文を掲載することで、商品の「ブランドイメージ」を高めることができます。

読者は、「あの有名人が推薦しているのだから、きっと良い商品なのだろう」と、無意識のうちに考えてしまうのです。

クックックッ… 有名人…それは、現代社会における「権威」の象徴と言えるでしょう。

まるで、商品の周りに、キラキラと輝くオーラをまとわせるように…。

例えば…

  • ダイエット食品 → 「人気女優の〇〇さんも愛用! 『無理なく痩せることができた!』と、喜びの声を寄せています!」

  • ファッションブランド → 「人気俳優の△△さんも着用! シンプルながらも洗練されたデザインが、大人の魅力を引き立てます。」

  • 高級車 → 「プロ野球選手の□□選手も絶賛! 『最高の乗り心地で、長距離運転も快適です!』」

…などなど。

3. メディア掲載情報をアピールする:「話題性」という名の「魔法」をかける

テレビや雑誌、新聞など、メディアで紹介された実績をアピールすることで、商品の「信頼性」を高めることができます。

読者は、「メディアで取り上げられるほど、話題の商品なのだろう」と、無意識のうちに考えてしまうのです。

クックックッ… メディアの影響力…それは、時に人々の心を操る、「魔法」のような力を持つのです。

例えば…

  • 「〇〇テレビの人気番組『◇◇』で紹介されました!」 → 多くの人が視聴する人気番組で紹介されることで、商品の認知度が一気に高まります。

  • 「〇〇誌で、『今年最も売れている商品』として特集されました!」 → 権威のある雑誌で特集されることで、商品の信頼性が高まります。

  • 「〇〇新聞で、弊社の取り組みが大きく取り上げられました!」 → 社会的な影響力を持つ新聞で取り上げられることで、企業の信頼性が高まります。

…などなど。

4. データや統計を活用する:数字の「魔力」で説得力を増す

データや統計は、客観的な根拠を示す強力な「武器」です。

読者は、「数字で示されているのだから、間違いないだろう」と、無意識のうちに考えてしまうのです。

クックックッ… 数字は、時に人の心を惑わす、不思議な「魔力」を持っていますからね…。

例えば…

  • 「顧客満足度98%!」 → ほとんどのお客様が満足しているというデータは、強力な説得力を持つでしょう。

  • 「売上No.1!」 → 多くの人に支持されているという事実は、商品の魅力を証明するでしょう。

  • 「効果実証済み!」 → 科学的な根拠に基づいたデータは、商品の信頼性を高めるでしょう。

…などなど。

5. 権威を「演出」する:巧みな「舞台装置」で読者を魅了する

時には、権威を「演出」することも有効です。

クックックッ… これは、少々「グレーゾーン」なテクニックですが…

…しかし、世の中は、必ずしも「正しさ」だけで動いているわけではありませんからね。

巧みな演出によって、読者の心を惹きつけ、購買意欲を高めることもできるのです。

例えば…

  • 専門家っぽい肩書きを使う: 「〇〇学博士」「〇〇協会認定講師」…など、権威を感じさせる肩書きを使用することで、読者の信頼を得やすくなります。

  • 難解な専門用語を散りばめる: 専門用語を適切に使うことで、文章に「箔」をつけることができます。ただし、読者にとって理解できない専門用語を多用すると、逆効果になるので注意が必要です。

  • 高級感のあるデザインやロゴを使用する: 高級感のあるデザインやロゴは、商品の「ブランドイメージ」を高め、権威性を演出することができます。

…などなど。

6. 権威に「頼りすぎない」:あなた自身の「魅力」で勝負する

権威性を活用することは、確かに効果的な文章術ですが…

権威に「頼りすぎる」ことは、かえって逆効果になってしまう場合もあります。

まるで、豪華な衣装を着せても、中身が伴わなければ、すぐに化けの皮が剥がれてしまうように…。

なぜなら…

  • 権威に頼りすぎた文章は、説得力が 不足してしまう: 読者は、「この人は、自分で何も考えていないのではないか?」と感じてしまうかもしれません。

  • 読者によっては、「権威に媚びている」と反感を買う可能性もある: 「権威」を笠に着て、上から目線で話しているように感じてしまう読者もいるでしょう。

  • 権威に頼るだけでは、あなた自身の「個性」が埋没してしまう: 読者は、あなた自身の魅力や個性を知りたいと思っています。権威に隠れずに、あなた自身の言葉で語りかけることが重要です。

…などなど。

権威性は、「スパイス」のように、適度に使うことが重要です。

あくまでも、あなたの主張を補強するための「補助的な役割」として活用するように心がけましょう。

権威性は「諸刃の剣」

ホーッホッホッホッ…

権威性…それは、読者の心を動かす強力な「武器」ですが…

同時に、使い方を間違えると、あなた自身を傷つける「諸刃の剣」にもなり得ます。

倫理的な範囲内で、効果的に活用するように心がけましょう。

クックックッ…

… 次の講座では、多くの人が支持していることを示すことで、読者の安心感を高める…

…そう、「社会的証明」の活用法についてお話しましょう…




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