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赤い日がさしこんで緑色の影が落ちる。わたしいつも、いつだって いつまでも 美しく在りたくて、嘘を沢山ついてきた。本当に言いたかったことを何度も言わなかったよ、見抜かないでくれる馬鹿な人を選んで生きてきた。そんな生き様じゃあ汚くって、わたしはただ、美しく在りたかったのにそれだけなのに、上手く出来なかった。もう二十歳じゃあない。

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