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小説『廃市〜望郷篇〜』

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ある日、突然、しがない一人暮らしの中年男のところに届いた、山岳地方の高原リゾートからのパーティへの招待状。そこには数年前に失踪した妻の書いた「ぜひおいで下さい。お会い出来るのを楽…
この作品は、20年前の執筆。某幻〇舎の編集者の依頼で執筆したものなのだが、途中、シオザワが勤め先を…
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小説『廃市』 第九章 夢屋

静寂が病室に戻った。薬が切れたのか、もう手足は自由に動くようになっていた。ベッドのマット…

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塩澤幸登
3年前