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ある地名の風景

秩父三峯の山枯れる     chichibu-2

秩父と言えば”三峯”と言いましたが
三峯と並ぶ古社が秩父神社です。

”ちちぶ”という地名、三峯神社、秩父神社。
これらは同じ時代に生まれたような気もします。

社伝にはものすごく古いことが書かれていますが、
これは伝説としても
どちらもおそらく5世紀ころには、地元の人の信仰を集める
何らかのご神体があったのかもしれません。

これと”ちちぶ”が関係あるかどうかわかりませんが
”ちち”は乳を連想させることから
イチョウまたは鍾乳石のことだという説があります。

そして”ちちぶ”の”ぶ”は山や峰のことだと言います。
金峰山(きんぷさん)や御荷鉾山(みかぶやま・みかぼやま)
などの例があるように。

千々(長崎)、知々井(島根)、父井(岡山)、父鬼(大阪)、
乳ヶ崎(東京)、父野(愛媛)、父原(鳥取)・・・

いつかこれらと比べてみたいと思っています。

(埼玉県秩父市)

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