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ダックスフントは胴長じゃなく短足な犬

ダックスフントは椎間板ヘルニアになりやすい犬の代表みたいな犬種ですが、そのせいで胴長だからとあらぬ誤解をされています。

皆さん。ダックスフントは胴長じゃないですよ。短足なんです。短足だから椎間板ヘルニアになりやすいんですよ。知ってました?

ということで今日はダックスの椎間板ヘルニアと短足についての話。

10数年前にトイプードルにNo.1の座を奪われてしまったとは言え、今でも人気犬種で飼育頭数も多いダックスフント。
短足な犬として有名な犬種ですが、実は足が短くなる原因は遺伝子の問題。

ダックスフントの短足は、軟骨が硬化して骨の成長を止めてしまうことが原因なんです。

前足の2本あるうちの内側(親指側)の橈骨という骨が、外側の尺骨より早く石灰化するために肘の関節の湾曲が大きくなります。

そして軟骨異栄養性犬種のダックスフントは、骨の成長に異常を起こしやすいので、椎間板ヘルニアの好発犬種でもあります。

ただでさえ椎間板ヘルニアのリスクが高いのに加えて足が短いのです。本来激しい運動はあまり好ましくありません。
足が短いということはそれだけショックを吸収しにくいのですから、こんな犬種が子犬のうちに、硬くて滑りやすい床の上で走り回ったり、段差を飛び降りたりするのは、まさに自殺行為でしかないのです。

短足という特徴は人にこそ愛くるしい個性と映るかもしれませんが、彼らが生きていく上で必要な長所とは言い難いものです。

だからせめてそのことが何を意味するのか、どうしてあげるべきかを考えたり知ってあげることが、飼い主としてするべきことの第一歩なのかもしれませんね。

ちなみにトップ画像は飼い主募集中のダックスフントの女の子です。もしお迎えになりたいならご連絡ください笑

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