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Tag 17

こんばんは、ろんです。掛け持ちしてる部活どっちにも行っていっぱい喋ってきました。オンライン多いから人と会うのほんと大事。

#1ヶ月書くチャレンジ

17日目は「あなたの1番大切なモノ」です。

昨日と違って、すぐには答えがでません。

人それぞれ「大切なもの」の意味は異なると思います。ここでは、私は「人生でいちばん長く使っているもの」と定義することにします。

それは、はさみです。

左利き用の、ピンク色の、はさみです。

小学1年生から今でも現役で使っています。幼稚園では一律で配られた右手用のはさみを使っていましたが、親曰く、右手で切るのが、壊滅的に下手だったそうです。切るのが遅くて出来上がりも微妙。お絵描きや食事を両手で行っていたことから、もしかしたらこの子は左利きなのかも?と思い始め、左用のはさみを使わせたところ、クラスの皆と同じようにできたそうです。

ただ親が習字を習っていたため、字は右で書けるようになってほしかったようです。試しに矯正したら上手くいったそうで、私は今では右でしか字は書けません。箸はどっちで持ってもいいだろうと放っておいたら、いつの間にか左で器用に食べていたので、そのままにしたのだとか。机で向かい合わせに座る右利きの親や友達を鏡にして、左手で食べるようになったんじゃないか、と親は言います。

世の中どうしても右利きの人が多いため、左利き用の商品はまだまだ少ないです。そして、大体黄色です。男女兼用だから。そんななかで、当時ピンクが大好きだった私が、駄々をこねることもなく、工作で右手が上手く使えなくてバカにされることもなく小学校生活を送れたのは、このはさみのおかげだと思っています。ちょっと言いすぎかも。笑

ここまで読んだ方は、「あんた一体何利きなんだい?」と思ったかもしれません。実は「クロスドミナンス」なんですよね。用途によって使い勝手のいい手が異なる状態のことです。私の場合は、箸やはさみは左手、ペンや包丁は右手を使います。スプーンやフォークやナイフ、バドミントンのラケットはどっちの手でも違和感ないけど、卓球のラケットやボール投げは右でしかできない、みたいな面倒くさい特徴もあります。笑

私は4年前までこの言葉を知りませんでした。「左右どっちも使うけど両手で字を書いたりご飯を食べたりはできないから、両利きじゃないし…これって何?」とずっと思っていました。ある日、Twitterでクロスドミナンスについて書かれた記事を見つけて、これだ!と閃いたような感覚になったのを、今でも覚えています。

皆と違うことに何の抵抗もなかった小学生の私に、ずっとそのままでいてねと伝えたいです。妙に精神年齢が高かったその頃の私なら「自分が楽に生きるのが一番でしょ」って呆れながら言いそうです。


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