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我 等 狩 友 永 久 超 絶 不 滅 2022/07/01

なんだこのヘッダー画像!?

こちらの動画をどうぞ。手が凝りすぎなんだよ。



・昨日『モンスターハンター RISE サンブレイク』が発売されて世はまさに大狩猟時代。
まあ買ってないんですけど……。

RISEはやってたんだけどね。例によって最初のアプデ来る前に飽きてしまって。
ハクナマタタみたいな名前のボスを周回してた記憶はある。


・モンハン、好きなんだけど苦手なんですよ。
どうしても飽きちゃって。

昔は友達と永遠にやってられたけど、今はなかなかフォロワーさんと都合が合わなかったり。

なので今作はスルーすることにしました。



・でもモンハンの思い出を語りたい。
ひと狩りいけなかった頃の思い出。




金持ちはグリップ付けてた


・僕が中学2年生くらいの時、世の中は今とは比べ物にならないくらいのモンハンブームが巻き起こっていた。
ちょうど『MHP2G』が発売されたころ。

アラサー以上の人なら分かると思うけど、あの時はPSP持ってる人全員やってたでしょ。
学生はもちろん、社会人も仕事終わりに職場でひと狩りみたいな。
あの熱狂的ブームが起こってたころ。


僕、PSP持ってなかったんですよ……。



・当然周りの友達は学校に隠れてPSPを持ってきて、休み時間も放課後もマルチでモンハン。
なんなら授業中は素材集め。
お守りマラソンって2Gのときあったのか?

みんなが「粉塵粉塵!」とか「はいフレーム回避~(ドヤ」とか「なんだよこの亜空間タックル」とか「ババコンガ臭え」とか盛り上がってるのを横目に、僕は1人寂しくDSでやわらかあたま塾やってた。

あまりにもモンハンで遊ぶ友達が多く、モンハンで遊ぶグループがクラスの上位カーストになっていた。

仲良かった友達も例に漏れずモンハン族へ。


PSPが無かった僕は必然的に余り物になり、寂しい学生生活を過ごした。




・家はゲームに対して厳しかったわけじゃない。

父親は割とゲームをする人で、子供の頃から家にPS、ゲームボーイ、アドバンス、PS2、GCなど買ってもらって一緒に遊んでた。

でもPSPだけは何故か頑なに拒否された。

「PSP持ってないから周りに置いていかれてるんだって!この間のテストも学年2位だったし!買ってよ!」
「いや、そんな余裕ないから。それにDSあるだろ。」

と跳ね除けられ続け、いつしかモンハンブームが下火になってしまった。




・しばらくして、家族で遠出して都会のショッピングモールに行った時。

母親と姉はファッション系の店へ消え、父親と僕が家電とかゲームとかそこら辺で時間を潰すいつものパターン。


何となくDSのソフトとかを物色していると、父親があるものを手に持って物色していた。

突然何かの予感が走った。

こっそり後ろから父親に近付くと、父親が手に持っていたのはPSP用のハードケース。

なつかし……

え?PSP持ってないのになんで……?

と混乱していると今度はグリップも物色し始めた。
もうこれは完全にクロ。
PSP持ってる人じゃないとそんな周辺機器は見ないはずだ。


少し泳がせて、再びケースを手に取った瞬間に痴漢の犯人を取り押さえるかのような勢いで、後ろから父親の手をガっと掴み(今思えばかなりビックリさせてしまったと思う)


「……ねえ、なんでPSPのケースなんか持ってるの?うちにPSP無いよね?」


「い、いやーーー、これは、しょ、職場の○○さんにおつかい頼まれてて」

「違うでしょ、明らかに自分用の探し方だったでしょ。職場でPSPやってるんだ?」

「……ごめん」


父親が同僚と職場でPSPで遊んでいることが発覚した。
何でもパチンコで勝った勢いでこっそり買って、ずっと職場で遊んでいたらしい。

若者はモンハンブームが下火だったが、おじさんたちの間ではまだモンハンブーム真っ最中だったらしい。

僕にPSPを貸すと返ってこなくなるからと、そのモンハンブームが過ぎるまでひた隠しにされ続けていた。


親のせいで、モンハンが出来なかった。
親のせいで、友達の輪に入れなかった。
親のせいで、みんなと同じ青春の1ページを飾れなかった。

もうブームも下火だったのは知っていたのでそこまで怒り狂わなかったが、大好きなゲームを親に隠され続けていたのが悲しかった。

なので父親のPSPは借りなかった。
今更モンハン始めてもな……と言うのが1番大きかったけど。






・時は過ぎ、高校生になった。

『MHP3』が発売されたので、父親に予めPSPを借りておき、発売と共に全力で楽しんだ。

バス通学だったのが功を奏し(?)、朝も晩もバスの中でモンハン、休み時間にもモンハン、バス待ちの時間があれば友達の家でモンハン……と、常にPSPと共に過ごした高校時代だった。




・今でも覚えているのが東日本大震災のとき。
ちょうど期末テストが終わり友達の家でモンハンしてた最中だったな。
溜まり場と化した彼の家には10人以上の男子高校生が溜まってモンハンとスマブラXで遊んでいた。


北海道の北の方のオホーツク海に面した田舎町で、ほとんど揺れはしなかったので誰も事の重大さに気付かず。



アルバトリオンの翼膜が8枚必要で、たしかドロ率が50%とかで部位破壊報酬でも出るので、普通は10回やれば揃うはずだったのに20回以上周回してやっと揃った記憶。

「お前いい加減物欲センサー切れよ!!!」
と怒られながらやってた。楽しかった。


津波の警報が出てバスが運休になったのを知ったのはそのあと。

国道も閉鎖され、友達の家に10人以上の男子学生が取り残された。
流石にそんな大所帯で長居する訳にも行かないのでみんなでバスターミナルにぞろぞろと移動。

バスターミナルのテレビで流れる津波の映像を見てようやく事の重大さに気付き、肝を冷やした。
そんなものを見たら流石にモンハンは出来なかった。

津波の警報が解除され、親に車で迎えに来てもらってようやく帰宅。

なのでモンハンの思い出と一緒に東日本大震災のことを思い出す。





・もうひとつのモンハンの思い出が、その溜まり場と化した家に住む同級生の思い出。



親友だった。
向こうは超人気者なのでどう思ってるか知らんが。

同じ吹奏楽部でそいつが部長、僕が副部長。
苦楽を共に乗り越えた戦友。
当然モンハンも一緒に遊んだ。

彼は大剣しか使わず、そのくせプレイは上手かった。
そいつがパーティに居れば安定して落ちることも無くかなりのスピードで回せてたので他の同級生からも引っ張りだこ。

何より盛り上がる。
喋りが上手くて、一緒に遊んでて楽しかった。
そいつはずっとDLCのスネークの装備でやってたなあ。



理由は察して欲しいが、彼とは二度と会うことが出来なくなってしまった。

でもMHP3の集会所にはまだ彼が居る。スネークの格好をして大袈裟なエモートをし続けている。

僕の(父親の)PSPはバッテリーの経年劣化でぶっ壊れたけど、ソフトとメモリーカードは保管してある。はず。
中古で買えば会えるが、そこまでする気力はない。

たまにそいつの家に行くと遊んだ頃の記憶が鮮明に蘇り、モンハンのことも一緒に思い出す。





・話がとっ散らかっちゃったけど、自分の中でモンハンは色々な思い出が詰まってる。

懐かしい気分になった。
また高校生に戻って友達の家でMHP3やりたいな……。






いらん写真

夏野菜が美味しい季節ですね。
これは昨晩ピーマンが食べたくて作った肉野菜炒め。

焦がし醤油とオイスターソースの香りが食欲を誘う……
と思いきやニンニクを2かけすりおろして入れたらもう醤油とかオイスターソースとか関係なくなっちゃうくらいニンニク臭が凄い肉野菜炒めになっちゃった。
(それはそれで米が進む)

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