ダブルダッチのパフォーマンスコンセプトを明確にする方法

大会で勝ちたいと思っているあなたへ。今回は、ダブルダッチのフュージョンパフォーマンスにおけるコンセプトの決め方についてお話しします。

コンセプトの重要性 コンセプトとは、”価値観”

コンセプトとは、あなたのダブルダッチパフォーマンスが伝えたい価値観やメッセージのことです。単に奇抜で派手なパフォーマンスをするだけでなく、その奥にある意味や感情を観客に伝えることが大切です。コンセプトが明確であれば、パフォーマンスが一層魅力的になり、審査員や観客に強い印象を与えることができます。
価値観について考えた経験が少ない人は、最初は難しいかもしれませんが、自分の価値観について考える練習をしてみましょう。

コンセプトの具体化

コンセプトを考える際、ぼんやりとしたアイデアから具体的な価値観を引き出すことが大切です。以下の例を参考に、コンセプトを深掘りしてみましょう。

ぼんやりとした例

• かっこいいパフォーマンスをしたい。

• 過去と未来を表現したい。

• 不思議なパフォーマンスをしたい。

• 流行りのパフォーマンスを取り入れて、パフォーマンスをしたい。

• お笑い系のパフォーマンスをしたい。

具体的な例

• 自分の生きてきた中で、感動した出来事をダブルダッチで表現したい。

• ダブルダッチは仲間内で楽しむものだと思い、その延長線上でいることを意識したい。

• 小さい頃から憧れていた「ザ・王道」のパフォーマンス。勝ちづらい状況でも信じた道で貫けば結果につながる事を証明したい。

• チームに目立った選手がいないからこそ、だからこそできる強みを見つけ独自の勝ち方を示したい。

• 逆に、深く考えず、直感で決める。今まで”その場で生まれた物”を大切にしてきたから、ダブルダッチでも同じようにしたい。
  
  
  
  例えばマイケルジャクソンは、自分のパフォーマンスを通じて、愛、共感、平和、人種や文化の枠を超えた結びつきなどの価値観を伝えたいと考えていました。彼は以下のように語っています：
  
  "Music has been my outlet, my gift to all of the lovers in this world. Through it, my music, I know I will live forever." (「音楽は私のアウトレットであり、この世界のすべての恋人たちへの贈り物です。私の音楽を通じて、私は永遠に生き続けることを知っています。」)
  
  彼は自身の幼少期から音楽の力が人々を結びつけ、感動を与える力を持っていると認識していました。彼は音楽を通じて、人種や文化の違いを超えて共感を生み出し、人々の心を触れることができると信じていました。この言葉からもわかるように、マイケルは音楽を通じて人々とつながり、愛と感動を届けることが彼の価値観であったことが伺えます。

価値観の明確化

具体的なコンセプトを見つけたら、その背後にある価値観を明確にしましょう。なぜそのコンセプトにしたのか、自分自身に問いかけながら考えることで、コンセプトがより深まります。

たとえば、「かっこいいパフォーマンスをしたい」の場合、自分がなぜかっこいいと思うのか、どうしてそれが重要なのかを考えることで、自信を持ってコンセプトを表現できるようになります。

まとめ

コンセプトはダブルダッチのパフォーマンスにおいて大切な要素です。自分の価値観やメッセージを明確にし、それをパフォーマンスに込めることで、観客や審査員に強い印象を与えることができます。ぜひ、ぼんやりとしたアイデアから深掘りし、独自のコンセプトを見つけてください。
価値観というものは、会う人や環境によって変化する物だと思います。正解を求めるのではなく、”今の自分が何を大切にしているか”についてしっかりと考え、大切にしていきましょう。

サムネイル写真
©Rei Sonoda / Pathos Drive