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100年後の自分

最近、よく、こんなことを考えます:
「今から100年後、自分はどうなっているか?」

100年後、
もちろん自分はこの世にいなくて、
自分の子供でさえ、生きているか微妙で、
たとえ生きていたとしても、
自分の親、つまり僕達のことなんて、
もう忘れていますよね、きっと。
つまり、100年後、
誰の心の中にも、
僕達って残っていませんよね。

そう思ったら、
今の自分が何をしていようと、
今の自分が何であろうと、
今の自分がどう思われようと、
そんなこと、どうでも良くなってきませんか?

こんなふうに考えると、
大抵の悩みが吹っ飛んで、
とても自由な気分になるんです。

こんなことばっかり考えているって、
やっぱり、僕、ちょっと変ですよね(笑)
だけど、これって当たり前過ぎて、
みんな忘れちゃっているだけなんだけど。

100年後の自分に見つめられて、
儚く消え失せていく自分の夢から覚める。

思い通りにいかない目の前のことを
なんとかしようと躍起になって、
ガチガチに強張らせた体から、
フッと力みが抜ける。

そうすると、
こんなちっぽけな自分だけど、これだけは、
今の自分がやらなければならない、
それも、今の自分ならできる、
そして、今の自分はやりたい、
と思えるようなことが、
体の奥底から湧きあがってくる、
とても静かな感覚と一緒に、
浮かんでくることがあるんだ。

そう、
今まで、自分が追いかけてきた大抵のことは、
どれも虚しいことばかりだったけど、
たとえこの身が儚い存在であっても、
何か意味のあることがあるって、
だんだんわかってきた。

僕はそれに従って生きることにしたんだ。

ところで、
100年後には、
僕もあなたも、僕とあなたが一緒に過ごした思い出も、
何もかも儚く消えてしまうのだけど、
そう思うと、なんだか全てが愛おしく思えてさ、
急に、あなたと同じ時間を生きている今を大切にしたくなって。
だけど、あなたを前にすると口下手になっちゃう僕だから、
少し唐突だけど、メッセージにします。

心からの感謝と祈りを込めて:
あなたと出会えたことに多々感謝。
そして、
あなたが幸せでありますように。

2013/05/30 哲郎

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