小さな幸せを勝ち取った気分。

ここ最近は、夜ご飯のお弁当まで持って出かけている。

コンビニに行ったら、欲深き私が目覚め、気になってもいない期間限定のお菓子を買ってしまう。外食をすれば消費税は10％も取られる。この増税分で桜を見る会はもっと盛大になるのかな、とか思ってしまう。

そんなことを考えなくてもいいように、お弁当を持って出かけている。

しかし、そうなってくると、自宅で真面目に料理をすることがなくなる。

というのも、お弁当の具には限界がある、と思っている。朝の何時間かで昼と夜のお弁当を作るとなると、もう、そういうことだ。

長いこと煮込んだり、捏ねたり、じっくり炒めたりは朝には無理だ。

昨日、［年内の山］をひとつ超えた。

ちなみにこれは中くらいの山で、中くらいの山はあと１つ、小さな山は毎週１つ、最も大きな山は年末に待ち構えている。

ひとつ山を超えたら、たくさん食材を買いに行くのがここ最近の定番だ。

昨日はハンバーグを作った。久しぶりに生の牛肉を捏ねた。

サカナクションの「魚図鑑」を聴きながら、肉を捏ねる夜。

なんとも、あべこべだ。

魚なのか肉なのか。いやいや、魚も肉なのだ。魚肉じゃん。肉といえば、、、と書こうと思ったが、肉の話は長くなるからまた今度にする。

一生懸命料理をするのはいい。

やっているうちは、SNSも見れないから、気が狂いそうなニュースを見なくてもいい。LINEも気がつないから返信できない。論文も読めない。

いつも追いかけてくるモノたちが、しばらく静かにしていてくれる。

昨日はビールのロング缶を買ってしまったため、捏ねながらビールを飲んでいた。

小さな幸せを勝ち取った気分だ。

ひとり暮らしのくせに、五人分くらいのハンバーグを作った。肉を捏ねたついでに、ピーマンの肉詰めも作った。冷凍庫が充実した。

しばらくは豊かに生きていけそうだ。