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家族でフォートナイト

約1年くらい前からフォートナイトというゲームに嵌っている。武装して100人の集団の1位を目指すというもの(バトルロイヤル)。そして人数分のゲーム機などのハードを揃えれば最大4人まで同一チームでプレーできる。

これが思いの外深い。まず普通に銃を構え撃っても弾が敵に当たらない(笑)。ひたすら経験を積むしかない。武器の種類も様々でピストルから機関銃、ライフル、ロケットランチャー、グレネード、トラップ…遭遇する敵との間合いや地形、タイミングから最適なものを瞬時に選択しなければならない。ストームと呼ばれる戦場を段々狭くしていき、一定の時間内で勝負がつくシステムもある。

戦いで重要なのは防御。体力は常に高く維持したい。しかし持てるアイテムには限りがある。撃たれれば体力は減っていき最後には死亡(敗北)となる。遮蔽物がないところで敵に遭遇したら常に敵より先に打ち始め、仕留めることができるか。常に回復アイテムは持っているか。いやない。ときには少ない体力でも相手を撃破しなくてはならない。そこで建築と言われる自ら作れる遮蔽物や簡易建物が大事になってくる。

建築は壁、床、坂、屋根で構成され、状況に合わせて瞬時に建て身を守り、更に自分が優位となるように組み立て、足場とできる。私はこの建築は殆どできず、ひたすら高精度に敵を狙うことだけに逃げてしまっている。

このような様々な要素を含む大人向けのゲームと思いきや小学生から楽しんでいる子供たちが少なくない。子供にはまだ早いとお考えの方も多いと思う。しかしただの殺人ゲームで終わらないのがフォートナイト。戦場で稼いだお金をかけて武器をアップグレードできる。移動に車やヘリのような飛べるものや瞬時に他の場所へ飛べるサービス。敵に打ち負かされ傷を負う(体力消耗)し、被弾しすぎてダウンもする(チーム戦のみ)。ダウンしても同一チームの人なら復活させることもできる。

とにかく判断の連続。そしてチーム戦ならではの絆や戦略。仲間意識、協調性、リーダーシップ。その人の生き様が映し出される。

建築、高精度に敵を狙う(Aim エイム)、救出、移動、最後まで生き残れるように考える。これらのことを短時間ときに瞬時にできるのは子供の順応性や学習力が有利。高学年になれば、いかに被弾せず勝ち残れるかのセオリーを獲得可能。

初期投資はゲーム機のみ。人数分揃えるとなるとちょっとキツイし、他人からの眼も気になるが、得られるメリットを考えたら安いもの(だと個人的には思っている)。スイッチ本体が3万円弱。我が家には最終的に人数分の4台が揃った。ソフトは無料ダウンロード。

ただ留意しなければ行けないのが時間管理。何時間でもできてしまうので、スイッチの場合はペアレンタルコントロールの携帯アプリと、家族での約束事が大事になる。宿題や塾、友達との遊び、そしてゲームの全てのバランスは親が管理する必要はある。

やはり一番上手でクレバーなのは小学校高学年の長男。戦術では親も同等になれるが、操作は子供に敵わない。相手の能力や思考傾向を見極められる。低学年の二男は、操作は上手いが何かと衝動的。新キャラの購入、服装の変更、戦場での自己主張ができるエモートと言われるダンスのようなものの購入、建築の仕方、など目先のことにしか目が行かない傾向は強い。しかし、チームメンバーが窮地に立たされたときやダウンしたときに助けくれるのが長男より早い。

例えば、長男がストームの中でダウンしている。誰が助けに行ける状態なのか。誰が行くのか。助けず置き去りにするしかないのか。親が手本を示せるし指示ができる。子供がリーダーシップを取れる。ナンバーワンになる喜びを得られるし分かち合える。そしてゲームをしたいがために支障となる勉強を早く終わらせることも学んだ。

家族で旅行やキャンプに行くのに近いメリットがあるのではないかとすら思う。コロナ禍では特にお家時間にゲームが活躍してくれる。学校から帰ってきて、または週末などフォートナイトの話をする時間が増え、子供とのコミュニケーションには欠かせない存在になっている。

子供にフォートナイトをやらせるのか、親も共通の話題を獲得するか、否か。この記事が少しでもご参考になれば嬉しいです。


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