見出し画像

ビジネス手帳としてiPad miniを2年間使ってみた結果から考える、手帳の在り方について

かなり久しぶりにnoteを書いている気がします。さて、今回はタイトルの件であるiPad mini(第5世代)を職場で使う手帳代わりに2年ほど使ってみて感じたことや、そこから考える手帳の在り方について書かせていただきたいと思います。

手帳をデジタル化しようとしている人、iPad miniをビジネス手帳代わりに購入しようとしてる人には参考にして頂ける部分もあるかなと思います。

なぜiPad miniを手帳代わりにしようと思ったか

これを考えたのはかれこれ2年ほど前の話です。iPadの購入前はスケジュール管理と打ち合わせのメモをそれぞれA5手帳とノートを使って行っていました。ただ、持ち運ぶのがめんどくさい、カバンをできるだけ軽くしたい、という欲求と、タブレットって色々できるし、買ったらメモ以外にも使えるのでは?という思いもあって購入に踏み切りました。

iPadを使ってみて良かったこと、気になったこと

そして使うこと約2年。色んなことがわかってきました。

〈良かったこと〉
いくつかありますが、1番のメリットはメモ書きの種類別に一つの端末にまとめて管理できることです。僕が使っているのは「GoodNotes」というアプリでしたが、例えば、「○○社との打ち合わせ議事録用」、「○○プロジェクト用」、「思考整理用」、「プライベート用」などをブラウザのタブのような感覚で簡単に切り替えることができたのでこれはとても重宝しました。紙のノートの場合は「ビジネス用」、「プライベート用」くらいの括りでノートを分けることはあるかもしれませんが、ビジネス用の中でも目的別にノートを簡単に、手間なく分けることで、後から「あれってどうだっけ?」と振り返るときに振り返りやすかったです。
その他、PDFを読み込んで、このGoodNotes上でコメントを追記したり、スクリーンショットで取得した画像に手書きで書き込んだりもできるので、たまーにそんな機能も使っていましたが便利だなと感じました。(ただ、頻度が少なかったので僕自身にとっての恩恵は少なかったです。)
また、メモを取るときの色やペンの太さの切り替えが簡単にできる、というのも一つのメリットでしたね。議事録を取る際に、日付は青字の太字、通常の文字は黒字で、アクションアイテムには赤字で書いたり、赤で○をつける、といったことが簡単にできます。もちろん、3色ボールペンを使えば同じことができるのですが、文房具には拘りたい僕にとってなかなか格好良い3色ボールペンがない中でのこの機能はデジタル手帳ならではかなと思います。

<気になったこと>
これまでいろんな良かったことを書いてきましたが、気になったこともあります。その最大のポイントは、スタイラスペンやiPadの充電を気にしなければいけないところです。これが結構面倒くさい。特にスタイラスペンの充電管理。僕の場合、Logicoolのスタイラスペンを使っていたのですが、10時間ほど使うと電池がなくなる印象です。1回の打ち合わせが長いと2時間で、これが1日に2回あるとその時点で半分くらい。充電時間自体はたしか2時間ほどでフル充電できるので、1日に1回時間を見つけて充電すればよいのですが、iPadの充電もしたいし、とか、朝から打ち合わせが続くから充電する暇がない、とか、考えると色々煩雑なんですよね。
そして、それがあったからiPad mini6のApple Pencil2対応によってできるiPad本体からの充電はとても魅力的で、購入を検討した(何なら最後の注文画面の一歩手前までは進んだ)のですが、そもそも論で「iPadでメモを取る必要があるか?」となったわけです。
それがもう一つの気になったことにつながるのですが、実は僕、iPad miniの利用はほぼメモを取ることにしか使っていない事実に気がついてしまったのですよね。購入前は「なんか色々できるかも」と思っていましたし、実際にiPadのアプリを使って絵を描いたりしていた時期もあります。が、時間にすると微々たる量なんですよね。元々はYouTubeとかみるかなーと思っていましたが、家や電車の中でYouTubeを見るために鞄の中にあるiPadをわざわざ取り出し開くのが面倒で、手元にあるスマホで十分だなというのが正直な印象です。

今後の手帳の在り方

そんなこんなもあって、僕の中では「手帳は紙に回帰しよう」という結論に達しました。それはメモ帳のためだけにiPad mini6を購入するのはもったいないし、かといって今のまま使い続けるのも億劫、というのが理由です。後は、当時とはデジタルツールの環境が変わってきている、というのも今回紙に戻す一つの理由です。
当時は、スケジュールは自分の手帳に入れて、タスク管理も手帳でチェックリスト作って、そこに打ち合わせのメモも、というのが主流で、その機能を電子化して一元管理できるのではないか?というのが狙いでした。一方で、現時点を見返すと、スケジュール管理は全てグーグルカレンダーでやっているし、タスクも今はiPadで手書きのリストを作っていたけどそれもPCのアプリでいくらでも便利なツールがある。そう考えると、あえてメモのためだけにiPadを使うというのは僕にとっては非効率的(特に電池残量の管理の煩わしさ)な気がしてきたのですよね。

まぁそんなこんなでもっともらしい理由をつけてみましたが、結局はiPadでメモを取ることに飽きたし、新しい文房具で気持ちをリフレッシュしたい、というのも実は今回の変更に対する大きな要因かもしれません。

また、僕の状況が全ての人に当てはまるわけではないと思っていますし、もうちょっとiPad miniをビジネス以外の部分で魅力的に使いこなせることができれば、結果も変わると思います。だから、iPad miniをある程度使っている人がメモをデジタル化する、という点では多いにありかもしれませんね。皆様のライフスタイルにあわせたガジェットとの最適な付き合い方があるのかな、なんて改めて感じたのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?