僕がnoteを書けなかった理由2023

2023年シーズンは徳島ヴォルティスにとって特別なシーズンになった。
プレシーズンは柿谷選手の帰還、レアル•ソシエダの分析チーム責任者 ベニャート•ラバイン監督の就任など、自チームのサポーターのみならずJ界隈全体の注目を集めることとなったトピックが満載であった。サポーターも「さあ、今年こそ優勝してJ1復帰を!」と大いに期待に胸をふくらませていた。ところが、シーズンが始まってみればチームの成績は振るわず。開幕から11戦未勝利、最下位、そして2006年以来クラブ二度目となる監督の途中解任を経験。シーズン終盤までJ3降格の危機に直面し、命からがら残留を決めるという近年稀に見る低調な成績であった。自分もいちサポーターとしてこの激動のシーズンを体験し、様々な感情、思いを抱えた瞬間があった。これまで、1シーズン通して試合の感想を書いたり、そうでなくても折に触れてヴォルティスのことを記録として残して来た自分にとって、noteを書きたいと思うタイミングは今年こそたくさんあったはずである。しかし、開幕戦後に1本書いて以来、結局今日までnoteを書かなかった。書けなかったのかもしれない。その理由をちょっと考えてみた。

仕事が忙しくなったとか、時間を使う趣味を始めたとか、自分自身の環境が昨年と変わったところは何もない。そう、「自分自身の環境」は。色々考えたけど、おそらく、noteを書けなくなったのは「家族の生活スタイルが変わったから」だと思う。

今春、長男が中学生になった。JRで通学するため毎朝最寄り駅まで送るようになった。また、夜は学校近くの塾に通うようになったため、仕事帰りに、あるいはもう少し遅くに学校近辺まで車で迎えに行くようになった。朝は時間が決まっているものの、夜はどうしても時間が読めないところがある。塾の終了時間は大体は決まっているものの、30分近く遅くなったりすることもあるし、きちんと「報•連•相」ができるような賢い中学生ではないので、下手したら車の中で1時間近く待たされることもあった。年の終わりに今年は自分にとってどんな一年だったかを思い返してみると、「送り迎えばっかりしてたな」と1番に思い浮かぶくらいには自分の中で大きなウエイトを占めていたようである。

どんなに忙しくても自分の時間であれば自分でコントロールができる。一方、他人に自分の時間の使い方を委ねなければいけないというのは結構辛いもんなんだなということが分かった。いつ塾から出てくるともわからない息子を車の中で待つのはかなりストレスだった。
妻は「電話がきらい」だと言う。「電話は人の時間を奪うから」と。例えばメールであれば「自分の時間」で相手に返事をすることができるが、電話だと相手がかけてきた電話に出た瞬間から問答無用で時間的拘束を受ける。
「人の時間を奪っているかもしれない」という概念は常に心に留めておかなければならないと思う。

さて、そういうわけで自分でコントロールできない時間的な制約とそれに起因する精神的消耗が理由でnoteが書けなかったのかなと結論づけるわけであるが、あくまでこれは「今の所、他に理由が見つからないから」である。子供のせいにしてまで「noteが書けなかった理由をexcuseする趣旨のnote」を描くことの意味はよくわからないが、それにしても来年はもう少し息子に「報•連•相」が上手にできるようになってもらいたいものである。




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