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I Miss You

1年前の今日は仙台にいました。
EXOのコンサートの為に、19日から21日の二泊三日の旅。

当時を思い返すとかなりひどい状態でした。
ストレスから耳の聞こえが悪くなり、音楽だろうと声だろうとあらゆる<音>に異音が重なって聞こえるという
かなり謎で病院でも判らない症状に苛まれていました。
その時の仕事がコールセンターで、音が聞き取れないとどうにもならない業務だったので
会社に相談してこまめに休みを貰っていました。

そんななかでも向かった仙台。
送り出してくれた両親には一生感謝し続けると思います。
コンサート前日から仙台に向かい、参戦した公演の翌日帰宅するという
わたしにしてはかなりゆったりなスケジュールで旅に出ました。(いつもは参戦公演当日現地入り、翌日帰宅)
朝の地下鉄、JRでは聴覚がかなりおかしかったのでイヤホン必須。
でも飛行機に乗って仙台空港についたときは少しだけ楽になった記憶があります。
飛行機乗ると耳キーンとなるじゃないですか。あれも相まって悩まされてた異音が気になりにくくなってました。

一番はEXOに逢うためだったけど、このときの二泊三日はほかの想い出もたくさんできました。
宿泊したホテルの近くのクリスマスイルミネーション。
ホテル最寄り駅すぐの公園でやっていたクリスマス市。
あのときココアだったかな?買ったときの出店のお兄さん元気かな。
仙台駅の近くにあって二泊三日で2回行った韓国料理やさん。
めちゃくちゃ美味しくてここのご飯のために仙台また行きたいくらい。まだあるかな。
EXOのクレーンゲーム限定グッズを取りに行ったゲームセンター。
何度も配置直してくれたり、コツ教えてくれたお姉さんがいたんだけど
北海道から来たと話したら驚かれた。あの優しいお姉さんまだあそこにいるのかな?

コンサートの当日はシャトルバスを使ったけど、案内のおばさま達もすごく優しくて
ちょっと怖いイメージだったけどエリさんたちも優しくて
コンサートはもちろん最高の最高で
もともと耳はいい方なのに、聞こえが正常じゃなかったのが本当に悔しくて
でも、次は正常に戻った耳で聴くんだ!って強く思って
ただただその場に、同じ空間にいることに幸せを感じてたくさん泣いた。
席は本当に天井席だったのに、そう感じないほど精神的距離が近くに感じて
コンサート翌日聞こえが少し良くなって、それを確認したとき仙台駅の外で母に電話をしながら笑った。
あ、コンサート終わりに帰りのシャトルバスに並んでるときに母に泣きながら電話をしたな。
<こんな状態なのに、行かせてくれてありがとう>って。
あんまりそういうこと言うことが気恥ずかしくてできなかったけどこのときは言った気がする。
この旅があったから乗り越えることができたことがたくさんある。

あれからちょうど一年。今の状況を誰が想像しただろう?
コンサートは出来ず、海外の行き来が事実上不可能な状態になることを
誰が想像できただろう?

私はこの1年、本当に色々あったし今もまだ落ち着かない日々を送っている。
仙台からもどってしばらくはよかったものの
年が明けて状態が悪化。まともに仕事ができない状態になり病院でうつ状態だと診断され休職してそのまま退職。
失業手当を貰いながら再就職を試みるもコロナもあってなかなか大変。
それでもなんとか見つけた仕事で再起を図るも、自分が思うよりうつ状態というのは厄介なもののようで。それ以外にも色んなことが重なり退職。
今は20歳で入社したときお世話になった方のお陰で派遣社員として仕事をさせてもらって生活できるまでにはなってきた。

きっと私より大変な人も多いと思う。私はまだ仕事があるだけいいと思ってるし感謝している。
親には心配かけてるだろうけど、ようやく自分のコントロール感覚が戻りつつある。
生きるのが嫌になったこともあるし、もうだめかもしれないとすべてをぶん投げたくなったこともある。
今もうっかりすると涌き出てくる虚しさでポッキリ折れてしまう。

それでもいつかまた、去年の今ごろのように
コンサートの為に旅行して、好きな人を追うためにあちこち飛び回って
買い物したり、その土地の美味しいものを食べたり
同じ人を追う同士で仲良くなったり、行った先のお店の人とかとお話ししたり
その日が来るまではなんとか生きていこうと思う。
時々嫌になるし、寂しくて泣いてしまう日もある。
あの日々が恋しくて悲しくなる日もある。
それも乗り越えながら、また逢う日まで生きようとおもう。

少しでも早く、あの日々が戻りますように。
EXOにもSJにも早く逢いたいな。