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木と大麻で出来たロハスなチャンピオンベルトはいかがですか?

新日本のスタイルがーーーとか言ってる最中、海の向こうでは豪華絢爛な王座を拒否し、チャンピオンがロハスなベルトを持ち出してきました。

ダニエル・ブライアンと言えば、かつて新日ロス道場でアメリカン・ドラゴンとして学び、新日でジュニアタッグ王座、ROH王者として現れたNOAHでも金丸を破り、NOAHジュニアヘビー級王者になるなど、日本とも縁近い選手なわけですが、彼がWWEヘビー級王座を獲得するや否やヒールターン、豪華主義を否定するナチュラリストというキャラクターに変貌したわけですが、先週の放送ではついにこれまでのきらびやかなベルトを捨てて、木と大麻で出来たという新ベルトをお披露目しました。

このベルト、王者によって度々新造され、新たな姿を見せて来た訳ですが、そもそも材質がここまで違うベルトなど記憶にありません。しかし、世相を考えると、革を使っていることや金属、宝石を使っているなど、ロハスで健康的な生活を心がける人々にとっては看過出来ない問題がチャンピオンベルトにはありました。

さて、ダニエル・ブライアンが昨年11月に王座を奪取するまで、1年に渡り防衛し続けたのは、誰でもないAJスタイルズです。今年の契約更新でWWEを離れ、AEWに合流するのではと言われていましたが、今週に入り、更新のサインをしたのではないかという話が出てきました。さらにはWWEはその場でサインすれば、さらに50%サラリーを上乗せするという破格の条件を提示したという話もあります。その中に王座への挑戦ということも盛り込まれていたのだとすれば、再度彼等の衝突は免れません。

この二人、実際のところ、2000年代初頭のROHでは顔を合わせていたアメリカインディーのヒットメイカーです。今のWWEのトップには、サモア・ジョーなど当時のROHのトップ選手が並んでいますし、NXTにもこの数年ROHから流れ込んでる選手が少なくありません。新日で見ていたあの選手が突然WWEに、なんていうことも起こるかもしれませんね。

日本ではなかなか考えられない、環境や生活や思想に基づいた主張がリングに持ち込まれたというストーリーを突き進み始めた訳ですが、一体どのような決着となるのでしょうか。

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