フェイスシールド利用についての調査結果（最終結果報告）

2020年4月30日 17:47

こんにちは。ヤフーのオープンコラボレーションスペース「LODGE」です。

簡易型フェイスシールドを製作して医療現場へ提供するにあたり、実際にフェイスシールドをつけて働く方々にアンケートをお願いしておりました。

最終的に205件の回答をいただきましたので、皆様にもシェアいたします。

フェイスシールドの製作、提供をご検討中の方は是非参考になさってください。

現在、フェイスシールドは足りていますか？（単一回答）

74％の方が「間もなく足りなくなる」「全く足りていない」と回答しています。

「現場ですぐ身に着けられること」と回答した方が最も多い結果となりました。

「外した状態で一時、置いておけること」を選択した方は、22%いらっしゃいました。装着するたびに廃棄する方が多い一方で、このようなニーズがあることも分かりました。

また、「現場で検索したり購入したりする手間をかけず、たとえ機能は落ちてもすぐに使えること」を挙げた方も22%いらっしゃいました。

外れる、抜け落ちる、ずれてくる、を挙げた方が約8割となりました。ここの選択肢に含まなかったのですがフリーコメント欄で最も多く寄せられた意見が「曇って見えづらくなるのが困る」といったものでした。

「外れる、抜け落ちる」が過半数となりました。

回答履歴を照合したところ、業務内容とフェイスシールドの装着時間に、相関関係は見られませんでした。

シールドの透明度ができるだけ高いのが望ましいです。

防護用具は全く足りないので総出で毎日手作りしている状態です。消毒して使い回すのはそもそも消毒薬も足りてないのに、リスクが上がるだけでその時間も手間もありません。どの医療機関も同じで使い捨てをいますぐ欲しいと思います。

顔あたりを触る事がリスクになるので、しっかり固定できて、かつ消毒ができるものが理想的です。ボランティア、ありがとうございます！

マスクとフェイスシールドの一体型のタイプは、内視鏡検査の際は重さでマスクごと落ちてきてしまいます。手をつかってなおせないため、結局マスクだけの時より不潔になります。

今は数が足りないので再利用せざるを得ませんが、本当は再利用もしたくない。しかし何を最優先するかと言われれば、使用中に外れてしまうことは最も避けたいとこです。挿管や清潔処置中に外れたら最低です。後は穴などがない、視野を妨げないことでしょうか。

清潔手袋もありません

オペ機材と一緒に消毒できる重くないのがあれば良いけど、難しいなら、数が足りることが必要です。

曇りが発生しない素材がありがたいです

安く、軽く、防護が確実、視界がクリアであることが必要です

安い、使いやすい、手に入れやすいの「3やすい」が肝要です

本来ならつけたり外したりではなく1回ずつ使い捨てがベストですが、今は物資不足だから使い回せることを考えています。

大きいフェイスシールドを長時間つけていると、ホコリが付着し見にくくなります

本当に感染予防に必要なものが無くなってきたので、こういった動きはとてもありがたいことです！ありがとうございます。

視界が保たれ曇らない工夫、大きさが大きすぎると下を向いたりできません

曇らずに視界がクリアなもの（手先が大事なため）長時間の使用でも頭が痛くならないことが望ましいです

一般の人たちの意識を変えて欲しい、多くの医療者たちは危機感を感じています

安全面、機能面で最も重要と思われる「外れてしまう」問題を最も挙げた方が多いものの、医療現場で様々な役割の方が様々な業務を行っている以上、求められるニーズはそれぞれに異なるようです。

LODGEではアンケート結果と、すでにフェイスシールドを提供した方々からのフィードバックをもとに、改良・製造・提供を引き続き行ってまいります。