水火既済ー水火も辞せず

　今日からランドマークタワーのお店で
第１、第３、第５の月曜日の鑑定が始まりました。
先週の金曜日に、自粛期間が始まってからの約2か月分の埃を拭い、感染症予防のフィルムを取り付けたりしました。その時に色々とオーナーの先生と
お話ししました。

　オーナーの先生は、70代で鍼灸の国家試験を合格し、これから病院等で臨床経験を積まれるそうです。鍼灸学校の面接の際に年齢のせいもあり嫌味も言われたそうですが
「私は占い師なので、自分の寿命はわかります。85歳まで元気に働きます。」
と仰ったそうです。鍼灸の資格が欲しい私に背中を押して下さったのも先生なのですが、その面接で「働いて年金まで貰うなんて」みたいな事も言われて傷つかれたみたいですがハッキリとこう仰ってました。

「私の年になってお金に執着したら駄目のよ、次の世代の為に残していくものを作らなきゃいけないの。まだ貴女はお子さんがいるから、稼がなきゃいけないけれど、私ぐらいになったら、次に繋げていかないと駄目なのよ。」

　私はなんだか人に恵まれているな～と思います。同業の友人に聞くと、
物販させたり、講座のロイヤリティーを求める人もいるのに、織路先生も先生もみんな「お金に綺麗過ぎる」先生方が真面目にマイペースに仕事を続けられるのはそういう所なんだと思います。

易には「水火既済」の卦があります。
物事は成立するとそこから現状を維持していく事が大事という卦です。
マンションも建ってしまうと、そこから修繕費や維持費がかかったりするように
完成する事という事は、それを保って行く努力が非常に重要という事になります。
　
つい先日も天才編集者のセクハラ問題で、サロン内での暴言を吐いた動画がYoutubeで公開されてましたが。彼が天才編集者で在り続けるならば、後先考えずに勢いに任せて行動したり発言するのではなかったと当たり前に思います。

あの動画の公開の後も、彼のサロンのメンバーのtwitterコメントを見て唖然としました。反省を促すと言うより、「悪くない」と思っている人も結構いたこと。壊れかけた建物に人は住めないので、サロンから出て行った人が戻りたいと思う様な人になって欲しですね。

　どんな理由があろうとも、家族がいてちゃんとした仕事を持つ人がそこに甘えたり、実力以上の野心を求めてしまうと最後はどうしようも無くなる事に早く気付いて欲しいな。

死ぬこと以外かすり傷ならば、水火も辞さない思いで物事に取り組めば、事態はもう少し変わっていたのかも...と思います。

　「水」は「火」を消します「火」は礼儀を重んじはっきりさせる事です。
完成（成功）すると大事な事って当たり前なんだけど、驕らないことなんですね...。と改て思いました。