冥想と夢見(8)20220628

冥想と夢見(8)

2022年6月18日から書き始める

緑色で埋め尽くす

最近のわたしの夢は扱いが難しい。明確なイメージをちゃんと作ってくれないことが増えた。なんとなく曖昧なまま、そこに説明がつく。今日の内容は、下の層から押し出されるように、上の層に移動したが、そこでは身体が緑色になり、その層の空間すべてに広がったというものだった。下の層から押し出されるように、というよりも、自分から抜け出したのかもしれない。
 こういうものを何と関連づけるか、特に関連づけず、そのまま受け取ればいいだけだが、前回(7)で、トゥバンについて書いているときから、次はメンカルだと思っていた。前もメンカルのことは書いたが、まだ何か気になることがある。ラドン(トゥバン)とケートスという怪物つながりか。なので、今日の夢は、メンカルに関係したものだと考えてみるのもいいかもしれない。アーノルド・ミンデルは方向性のドリームワークで、日常のわたし#1と、夢のわたし#2のベクトルの和を使った。これは型共鳴させたというよりは、片方が終わったところが、次の始まりという、電線をつないだことに等しい。このように線をつなぐと、#1と#2はともに型崩れする。干渉してはならないものが干渉するからだ。そこからすると、わたしもメンカルと、今日の、上の層にはみ出した夢を、横つなぎしてみようと考えた。

メンカルはクジラ座のアルファ星で、ギリシャ神話ではアンドロメダ姫を襲撃するクジラの化け物(ケートス)。東の端が、メンカルでこれは鼻を示すらしい。西の端はベータ星で、ディフダ(以前はデネブ・カイトス)で、これはクジラの尾を示すらしい。アンドロメダ座ミラク(おうし座00度24分)と、ミラ(おうし座01度31分)は比較的近い黄経にあり、ミラクルという言葉は、ミラのほうに関係している。つまり黄経で言えば、すでにアンドロメダ姫は、このクジラの腹の中にある。
 このアンドロメダ姫の神話では、クジラはメドゥーサの首を突きつけられて、石になったという。アルゴル(メドゥーサ)の働きは、石になったり、また生命に戻したりという、粒子と波動の入れ替えが頻繁に起こり、一方向ではないことを説明したが、そうなれば、ケートスはまた人の形でない海獣に戻るだろう。この場合、ブレイディ説だと、メンカルは集合意識に働きかける、あるいは集合意識からの影響を受けるなどという意味だった。集合意識に働きかけるというよりは、メンカルそのものが集合意識を示している。クジラは地球においてもっとも大きな動物で、あまりの巨体なので、陸に上げると身体を維持できない。
 集合意識は、あたかもクジラか、あるいは円谷プロの映画に登場した怪獣、モスラ、ゴジラ、ラドン(トゥバン)のような人よりも大きなものであり、クジラは、小魚(人)を大量に、飲み物のように飲み込む。
 wikipediaでは、エトルリア神話におけるケートスとして、「エトルリアに伝わったケートスは、死者の魂を来世に運ぶプシュコポンポスの役割を担ったため、骨壷や石棺に多くのケートスや海豚や海馬(ヒッポカムポス)が描かれている[7][8] 。ネタンスはケートスを象徴した兜を持っている描写がされる場合がある。」と書かれている。
 ここで書かれているプシュコポンポスはヘルメスの別名で、「死者、特に英雄の魂を冥界に導くプシューコポンポス(英語版)(魂の導者)としての一面も持ち、その反面冥界から死者の魂を地上に戻す役割も担っており、オルペウスが妻エウリュディケーを冥界から連れ出そうとした際に同行した[3]。」(プシュコポンポスの項目、wikipedia)と書かれている。
 ケートスと、ギリシャ神話のドラコンは、姿と、性質に類似性が多く、ケートスは竜神とも関連づけられている。なので、りゅう座トゥバンとも似ていると考えてもいいのではないか。トゥバンの場合には、多くの人が利用する図書館としての集団性がある。人がその中で生きるアカシックレコードが大量に並んでいる。一方でエトルリア神話式ケートスは死者の魂を来世に運んだり、地上に戻したりする。ちなみに、エトルリアはギリシャ文化とは距離を保っており、エジプト由来の要素が多いという。

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