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理解と同意は違う

こんにちは。LOCKER ROOM代表の朝岡です。

今期に入り、オフィス移転や人員強化などでどんどん多様な人が増えてきました。今まではリファラルだったり、元々関係性がある人ばかりが入社してきてくれましたが、今まで以上に関係性構築が重要だなと思う日々です。

そんな中で、僕たちが大切にしている考え方が2つあります。

1:理解と同意は違うということ
2:相手の発言を好意的に受け止めること

僕たちはおそらく一般的な会社よりもコミュニケーションに時間を使っていると思います。
具体的には、週次で1on1やチームでの週次mtg、合宿だったりと、組織を作るための時間が多いです。
なぜそこまで組織に時間を使うのかというと、良い組織が良いものを作ると信じているからです。
そして組織に関する本などもリーダー陣は全員読み、輪読会なども行っています。

そこまで時間をかけてでも、当然組織構築やコミュニケーションで問題発生します。マネジメントの本とはいったい何だったんだとたまに思います。

いろんな失敗やいろんな人から聞いた話を踏まえて、原理原則大事なことは人を理解しようとする気持ちであると最近常々思っています。


理解と同意は違う

仕事とは基本的に人を介在します。1人で完結するものではありません。
私たちのようなコンテンツを作る会社であれば、1つのWEBTOON作品を作る上で7-10人程度チームビルドしながら運営していく必要があります。
そんな中、コミュニケーションがうまくいかないのは、相手のことを理解できていないからです。

例えば最近だと弊社のリーダーがチームメンバーとのコミュニケーションに困っていました。そこですごくmtgに出るのが不安そうだったので僕から
「たぶん、このmtg出るのめちゃ不安だよね?顔に出てるよ。mtg出たくない気持ちは理解できるんだけど、この仕事は君にしかできないからやってほしいんだよね」と伝え、理解はしているが、同意はしないという形で説明しました。

僕が話す「理解と同意は違う」というのは
あなたの言っている不満や不安は理解できるけど、同意はしない、といった形です。
仕事は時にやりたくないこともたくさんあるし、それを気持ち自体を打ち明けることは良いと思っています。ただ、その上でその感情を理解するプロセスを踏むことが重要だと思っています。

お互い別の人間なので、究極的には同意はできるわけがそもそもないと思ってます。ただ全力で相手のことを知って、理解することは努力の範囲でできると思っているし、僕たち経営陣はリーダーやメンバーのことを最大限理解することを努めています。

そして、相手を理解する上で大事なことはお互い自己開示することです。

弊社では入社時に、何が強みで得意で、嫌いで苦手なのか、どういうバックボーンがあるのか、それを包み隠さず話します。もちろん、その時点では開示しきれない部分は多分にあると思いますが、まず第一に相手のことを知ることが大事だと思っています。

弊社のとあるメンバーの自己開示の図

自己開示理解と同意は違うことを前提に会話をすることで、社内のメンバーのことを少しでもお互いのことを分かり合えるんじゃないかなと思っています。

相手の発言や態度を好意的に受け止めること

僕たちは自己開示並びに、理解と同意は違うことを踏まえて、相手の発言や態度を好意的に受け止めることを重要視しています。

この言葉は前職である株式会社アカツキで言われていました。
社内でお互い理解し合っているメンバーであっても、
「なんでこの人はこの発言をしたんだろう?」や「自分のことが嫌いなのかな?」といったモヤモヤは生まれると思います。

僕は基本的には相手の発言や態度を好意的に受け止めるようにしています。例えば不機嫌そうな人がいた時には「なんか直近忙しかったのかな」「不機嫌そうに見えるだけで何かに集中してるのかな」
発言に棘がある人がいる時は「たぶん守りたいこととか不安なことがあるんだろうな」と思うようにしています。
普段はご機嫌な○○さんだから、こんな態度なのは何かあったんだろうな〜くらいに思うようにしています。

逆に相手のことを好意的に受け取れない場合は、自分のことを敵視してるんじゃないかとか、コントロールしようとしているんじゃないかと、不必要な悩みが増えてしまうと思っています。

そう思うようになったのは、僕自身が若手時代に必要以上に人の発言や態度を見て慮った対応ばかりとってしまい、結果的に考えすぎることが多かったためです。もちろん僕も機嫌がいい時ばかりではないので、周りに気を遣わせる部分もあると思いますが、その時はなんかあったんだな〜くらいに思ってもらえると嬉しいな〜と思っています。

理解と同意は違うと捉え、相手のことを好意的に受け止めることで、毎日軽やかに生きていけるんじゃないかと考えています。そういう良い循環で回っていく組織にしたいですね。

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