フォトウォーカーはスズメです
街中や公園でフォトウォークしてる人を見かけることってほとんどないですよね。
昭和記念公園とか新宿御苑とかメジャーな撮影スポットならまだしも、日常でカメラ片手にウロウロしてる人種に出くわす確率ってとんでもなく低い。
紅葉やクリスマスシーズンでもない限り、被写体という被写体が無いからなんでしょうけど、その割にはカメライベントのCP+とかはとんでもない人数が押し寄せます。いやアンタ達どこにいたんだよ、って。
ただでさえ普段の撮影にはスマホが君臨しているので、いわゆるカメラ小僧って希少生物みたいになってます。レアポケモンです。
カテゴリーをフォトウォーク以外に設定すれば、それこそプロカメラマンとか撮り鉄とかはいますから、カメラを使う人種がいなくなったわけではありません。まぁ、CP+に来ているのはそっちの方々なんでしょう。
カメラクラスターの中でフォトウォーカーというのは、あまりにも勢力の小さい存在なんですよね。
しかぁし、これは一方向から見た場合でのお話。
人類全体で見ればフォトウォーカーのが多いです。
カメラクラスターは業務でカメラを使うカメラマンと写真家、そしてカメラオタク達の総数です。その中でフォトウォークだけに焦点を当てれば一部の写真家とカメラオタクにしかスポットが当たりません。
そりゃ少ない。
ですが地球規模で考えれば、圧倒的にカメラクラスターを上回るんです。
あれ?冒頭でフォトウォーカー見かけないって言ってなかった?って思ったことでしょうがご心配なく。一眼カメラだけがフォトウォークの絶対条件じゃありません。
みんなスマホでフォトウォークしてますから。
最初の方で正解言っちゃってますが、日常でのカメラはスマホが担っています。
もうね、「撮影=スマホ」なんですよ。
イルミネーションからカフェでのランチまで、ありとあらゆる撮影はスマホによって行なわれ、そして世界中に拡散されていきます。
静止画動画を問わず、人類の大半があっち行っては撮り、こっち行っては撮りを毎日のように繰り返してるんです。
ほら、フォトウォーカーのが多いでしょ。
自分でやってても「マイナーだよなぁ」って感じてましたけど、深掘りしてみるとじつは超メジャー。街中のスズメ並みによく見かける光景だったんです。
これからは街中のオブジェとかスマホで撮る時に、フォトウォークしてるんだと自覚してみてください。
めっちゃ高い一眼とレンズでフル装備しているカメラクラスターよりも、自分の方が圧倒的に勢力が大きいって考えると、なんか不思議な感じがしますから。
…僕は果たしてどっち側なんだろう。悩む。
取材費になります!