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徒然なるままに:蘇生

小川誠さんのFBから・・・

この意味がわかる人だけが近未来を生き抜いていけるのです(*^^)v

有機肥料はそんなに良くないものなのか? その3
―大地再生農業に見る家畜と植物の共生
動物と動物の糞がどのような働きをしているのかを知る大変良い農法がアメリカで誕生しています。それは、Regenerative Aguriculture と言って、その紹介映画『君の根は!』は、第2回稲の多年草化栽培全国集会でも上映しますが、その和訳をするときに「大地再生農業」という名前が付けられました。
ご存じの方も多いと思いますが、広大なアメリカの大地は長年にわたる農薬と化学肥料と大型機械による栽培で、疲弊しきっています。そして、表土の流失も甚だしく、大規模灌漑によって地下水の枯渇も深刻です。一つの牧場で数万頭も飼う工業化畜産は、糞害を含めた食の安全も危機に晒しています。生態系の許容量を超えた放牧は異常気象の激化と相まって、世界中で草の生えない大地、つまり、砂漠化を加速させています。
ところが、大地再生農業では、家畜の移動放牧によって正にその正反対のことが起きています。目覚ましい勢いで草原が復活しているのです。
理解しやすくするために、話を単純化します。その農場は100ヘクタールあるとしましょう。そこで何をするかというと、まず、耕すことを止めて、不耕起栽培にします。農薬や化学肥料も最小限にして、次第に不使用にしていきます。そして、カバークロップと呼ばれるイネ科の作物や様々な草の種を農地全体に蒔いて、多様性のある草地ないし草原を再生するように仕向けます。そして、その農地を、例えば、10ブロックにわけて、1ブロック10ヘクタールとします。そこに、100頭か200頭かわかりませんが、その草地に見合った数の牛や羊などを飼って、草の生え方や家畜の食べ方をよく観察しながら、そこ区画の草が再生できなくなる前に、次の区画へと移動させていきます。すると、その区画には100頭なら100頭の家畜の糞が大量に撒かれます。そこから、その土の状況に適応した草や作物の種が芽を出してどんどん育っていきます。大量に落とされた家畜の糞が疲弊しきった大地を蘇らせる、非常に有効な働きをするというのです。これは驚きです。そして、ほどほどに草地が出来上がってきたら、その草を押し倒して、溝を切って、作物の種を蒔いていきます。それを可能とする専用の機械が開発されています。草はマルチとなって、終いには肥料となり、家畜の糞からできた肥料と相まって、大地の栄養分を増していき、土の上にも土の中にも生き物豊かな生態系が徐々に形成されていき、草原の自然環境になっていくというのです。こうして、表土の流失は完全に抑えられるだけでなく、耕さない大地は窒素やCO2を固定し、水分を保つようになるので、干ばつにも嵐にも強くなっていきます。草地の生態系が復活するにつれて作物の生長も味もどんどん良くなっていきます。もちろん、家畜の肉質や乳も良質なので、高値で販売可能となります。そして、最終的に農家は十分な収入が得られるようになって、持続可能な経営を確立することになるというのです。
非常に大雑把ですが、これが大地再生農業です。
関心おありの方は1月28日に相模原市で開催する「第2回 稲の多年草化栽培全国集会」で上映しますのが、ぜひ見に来てください。
長くなってしまいましたが、有機肥料のことで私がここで申し上げたいのは、動物の糞には植物の再生と大地の再生を可能とする驚くべき能力が備わっているということです。これを上手に活用しない手はありません。

お薬師さまが「あなたたちの免疫力も同じですよ。例えあの毒でボロボロに朽ち果ててしまっても、天地自然の理を思い出して、一から組み上げていけば、やがて免疫力も蘇生してきます。
確かに時間はかかるでしょう。死が先に来ると思うでしょう。
でも今日の「今ここ」ではまだ死んでいません。
「今ここ」に立てば、もう時間に流されません。
あなたたちの内なる宇宙の時間を見つめてごらんなさい。
ほら、一瞬で免疫力は蘇生してきたでしょう。
だから大丈夫です。
これがあの毒の浄化法ですよ」


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