見出し画像

都万日記:2023/02/27 トカゲ岩と乳房杉

快晴の下、隠岐の島の2大名所 トカゲ岩と乳房杉(ちちすぎ)に行ってきました。

細くクネクネした山道を車で登ること約20分 トカゲ岩の展望台に着きました。

トカゲ岩

(以下 ネットから引用)
隠岐には多くの奇岩がありますが、外見だけでなくそれを作っている岩石まで珍しいというのは島後の山中にあるこのトカゲ岩だけです。

見た目は崖を垂直に登るトカゲのようなカタチをしており、尻尾の部分は崖とつながっています。頭から尻尾の先までで26mの長さがあり、トカゲと崖の間には岩が挟まっています。2000年の鳥取県西部地震ではその岩のひとつが転げ落ちて、「前足」がなくなっています。

この奇岩は中谷林道の突き当たりにある展望所から見られるほか、視力が良ければ西郷港を出航するフェリーの上からでも見られます。

このトカゲ岩を構成する岩石は、隠岐の中ではこの岩体以外に見られないもので、岩石を構成する化学成分のうち「アルカリ元素」と呼ばれるナトリウムとカリウムが日本で一番高い割合で含まれている火山岩(粗面岩)です。このことが重要なのは、ナトリウムやカリウムを含む岩石は大陸の岩石の特徴とされているためで、日本列島とは異なる隠岐の独特のできかたを示しているとも言えます。


乳房杉

山道をUターンした後、別の山道を登っていくと乳房杉が見えてきました。

(ネットから引用)
隠岐・島後の最高峰である大満寺山(標高400m)、うっそうとした森の中にたたずむ杉の巨木です。

あたりは岩の隙間から地中のひんやりとした空気が吹き出して夏でも涼しく、雨が上がった後はまるでジブリの世界のような神秘的な雰囲気がただよいます。

樹齢800年の古杉で、根まわりが約16m、地上3mのところで15に分岐しています。地上10m位のところからは、20数個の巨大な鍾乳(しょうにゅう)石状の乳根が下がって、長いもので2.6mにも達しています。

地元の人々は、これを乳房杉と呼び、毎年4月23日にはご神木として祭りを行います。

乳房杉のすぐそばの巨木

乳房杉に向かう途中には大山神社があります。

大山神社のご神体

(ネットから引用)
隠岐の島町布施地区の中心から1kmほどの所にある。神社といっても社殿はなく、鳥居をくぐると御神体である樹齢400年の老杉があるだけで、一山全体が神社として祀られている。

この神社の例祭である「布施の山祭り(島根県無形民俗文化財)」は、4月初丑(うし)の日、山の神の御霊を鎮めるために行われるいわゆる山開きである。

祭礼の前日、若者たちが御神木に巻く大かずらを山から切り出してくると、4m近い大榊を担ぎ村内を練り歩く、これが帯裁(おびた)ちの神事である。

明けて丑の日、この日は帯締(おびじ)めの神事が行われる。昨日の若者たちに村の人々も加わり、一行はまず南谷の大山神社へ向かう。型通りの祭式ののち、若者たちが大かずらを手に御神木の横へ一列に並ぶ。大太鼓にあわせて木遣りを歌いながら大かずらをゆすり、気合いのそろったところでかけ声もろとも一気に神木に7巻き半巻きつける。そして最後に巻き上げたかずらに男の子を持つ村人が小さな幟を奉納する。このあと中谷の大山神社、村の荒神様でも帯締めをして大山神社の祭礼が終わる。

春うららな快晴でしたので、浄土ヶ浦にも行きました。

浄土ヶ浦

(ネットから引用)
侵食された浄土ヶ浦の海岸線では、約2600万年前に日本海がまだ湖だったころの地層を見ることができます。透き通るような海と大小様々な小島を有する、たぐいまれな景観で、民話には一休和尚がここを訪れた際に、まるで浄土のようだ、と狂歌を詠んだと伝わっています。以降、この海岸は浄土ヶ浦と呼ばれるようになりました。大小の岩石から成る海岸や松で覆われた小島には、ハヤブサ、ミサゴ、アマツバメなどのさまざまな野鳥が訪れます。海岸沿いの遊歩道では北方系、南方系、大陸性の植物が混在する不思議な光景を見ることができます。

これで隠岐の島の名所をすべて巡ったことになります。

Photo: Hasselblad 503cw+CFVⅡ50C ISO400









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?