第四十五回　お地蔵さまの会　
守護神さまとの対話
１　目を閉じます。ゆっくりと呼吸します。息を吐く時に、身心頭魂の全ての毒を吐き出します。息を吸う時に、宇宙の全ての愛を吸い込みます。真っ黒な煙をどんどん吐き出します。眩しく輝く愛の光を吸い込みます。
２　あなたにとって今、一番落ち着けて安心できる安全な場所をイメージします。そして、その安全な場所の中心に、あなた自身が立っている姿をイメージします。
３　足下の地球の中心から熱いマグマがどんどんと上ってきて、あなたの足の裏からくるぶし、すね、膝、太もも、腰、そしてお腹へとマグマが流れ込んでくるのをイメージします。下半身がどんどん温まってきたのを感じ取ります。
４　宇宙の中心から愛と喜びのエネルギーがあなたに降り注いできて、頭のてっぺんから顔、目も耳も鼻も口も、喉も首も、そして胸へと流れ込んでくるのをイメージします。
５　あなたの真ん中で地球のマグマと宇宙の愛と喜びが触れ合って、新しい宇宙がビッグバンして生まれ、広がり、すぐにあなた自身のすべてが大宇宙となったのをイメージします。あなたのすべては完全に浄化されて、新しい大宇宙に吸い込まれ消えてしまいます。
６　十方を見渡すと、森羅万象すべてがあなたを包み込み守ってくれています。さぁ安心してすべてを大宇宙に委ねましょう。
７　あなたの目の前の宇宙に光のトンネルが現れます。お地蔵さまがあなたを手招きしています。さぁお地蔵さまと一緒にトンネルの奥に向かって進みましょう
８　トンネルの中が紫色の光に満たされます。それは聖なる浄化の光、神々からの導きの光です。あなたのすべてを完全に浄化してくれる聖なる光です。
９　更にトンネルを進むと、海の青い光に満たされます。それは水の神さまの光です。あなたの中の邪悪な欲望と煩悩の火を消し去ってくれます。
１０　更にトンネルを進むと、空の青い光に満たされます。それは空《ソラ》の神さまの光です。あなたの古い呪縛とがんじがらめの鎖、輪廻を断ち切ってくれます。
１１　更にトンネルを進むと、森の緑の光に満たされます。それは風の神さまの光です。人間同士の生命の繋がり、森羅万象との生命の繋がりを蘇らせてくれます。孤独と依存が消え去り、あなたの中にも新たな愛が巡り始めます。
１２　更にトンネルを進むと、お日さまの黄色の光に満たされます。それは豊かな実りの光です。あなたの冷えが消え去り、感謝と喜びに包まれます。
１３　更にトンネルを進むと、夕日のオレンジ色の光に満たされます。安らぎ、寛ぎ、癒やしに包まれます。心配、苦痛、悩みが消え去ります。
１４　更にトンネルを進むと、赤い光に満たされます。それは生命の血潮の光です。あなたに残っていたすべての毒が完全に消え去り、新しい生命で満たされます。あなたはもう全ての時空間から自由になりました。カルマからも輪廻からも自由になりました。過去生も平行次元も未来生も消え去ると、あなたの生命の血潮は虹色の光になります。
１５　お地蔵さまがトンネルの先を指さしています。そこには光の扉が見えています。お地蔵さまと手を繋いで、光の扉へと向かいます。５、４、３、２、１、０。あなたは虹色に眩しく輝く光の扉の前に立っています。お地蔵さまが扉に触れると、扉から虹色の光のシャワーが吹き出してきました。あなたは消え去ります。あなたという自我も消え去ります。あなたが消え去ます。あなたの自我も消え去ります。あなたが消え去りました。あなたの自我も消え去りました。そして光の扉が開きます。お地蔵さまも消え去りました。光の扉も消え去りました。
１６　そこは空と無の世界です。空と無の世界に今、あなたは浮かんでいます。ただ、浮かんでいます。何もないけれど、すべてがあなたです。しばらくの間、空と無の世界に浮かんでいましょう。
１６　あなたの龍神が天空から降りてきました。そして、あなたの目の前でジッとあなたを見つめています。ただ見つめています。あなたの中に残っていた我執が煙りとなって、あなたの目から立ち上り、そのまま空に消えていきます。龍神は無我です。究極の無我の目に、あなたは引き込まれていきます。あなたも無我です。もっともっと無我になります。あなたの目が究極の無我となった時、龍神の姿は刹那に消えて、あなた自身が龍神となっています。だから龍神を見つめて。龍神となるまで見つめます。
１７　あなたは龍神とひとつになりました。もうあなたは龍神です。龍神があなたです。
もう龍神とお話できます。さぁ内なる龍神とお話しましょう。内なる龍神があなたへメッセージとアドバイスをくれます。素直に聞き取って。あなたも龍神に尋ねたかった質問をしましょう。すぐに龍神は答えてくれます。
龍神のあなたは今、やるべきことを知っています。龍神のあなたは空と無の世界の天空へと上っていきます。快晴の天空をどこまでもどこまでも上っていきます。
18　下を見下ろすと、無の世界に巨大な渦がひとつ、渦巻いているのが見えます。すべてを飲み込み、無に帰してくれる大渦巻きです。空には留まれなかった様々なもの、思考も信心もカルマも善念善業でさえも、空になれなかったもの、空になじめなかったものは、すべて無の渦の中に消えていくのが見えます。
19　あなたは龍神です。龍神はあなたです。龍神のあなたは、ブルブルと身震いしながら、もう要らないものをすべて無の渦に投げ込みます。過去も未来も、記憶も、命さえなくなっても構いません。要らないものをすべて捨て去ります。そして龍神のあなたはとても軽やかに、嬉しそうに快晴の天空を上っていきます。
20　やがて龍神のあなたも空に溶けていきます。龍神のあなたの姿も意識も空に溶けていきます。龍神のあなたも空そのものになりました。空があなたです。あなたは空です。龍神も空そのものでした。すべてが空でした。
２１　空の向こうから、守護神さまが現れました。あなたは龍神です。もう神々とも自由にお話できます。守護神さまがあなたへのメッセージとアドバイスを下さいます。守護神さまのお話を聞きましょう。
22　守護神さまがあなたのこれまでの人生を思い起こしながら、あなたの今生を語り始められます。あなたが生まれてきた意味、あなたの今生の目的、あなたの天職、あなたのソウルメイト、あなたの生きがいについてゆっくりと語っていかれます。
守護神さまのお話を聞きながら、あなたの中に、生まれてくる前に、今生の目的、使命、天職、ソウルメイト、そして生きがいを決めたビジョンが浮かび上がってきます。
どんな決心をして、何を求めて、どんな覚悟をして、誰と何を約束して、この世へと向かったのかを思い出します。
２３　守護神さまが生きがいの大切さを教えて下さいます。
生きがいとは何か？　どんな生きがいがこれからのあなたに最もふさわしいのか？　どうしたらあなたにとって最高の生きがいとめぐりあえるのか？　を教えて下さいます。
そして、最高の生きがいを手にした近未来のあなたのビジョンを見せて下さいます。
２４　守護神さまが本当のあなたのことも教えて下さいます。まだ誰も知らない本当のあなた、最高のあなた、眩しく輝いているあなた、そしてあなたという存在が宇宙に生まれた誕生秘話を教えて下さいます。
２５　守護神さまがあなたがいつも疑問に思っていたこと、あなたがいつも知りたがっていたことへの答えを語って下さいます。あなたの中に新たな智恵が流れ込んでくるのを感じて。あなたの魂の輝きが増したことを感じ取りましょう。
２６　守護神さまが拍手をひとつパン！と打つと、守護神さまの中からあなたのソウルメイトが現れます。その姿を見て。その表情を見ましょう。そしてあなたのソウルメイトとお話をしましょう。まずソウルメイトの話を聞いて。あなたのソウルメイトが今のあなたに是非とも伝えたい大切なことを話してくれます。あなたのソウルメイトが今、何を思い、何を考え、何を欲しているのか？　何を憂いているのか？　あなたと共に何かをしたがっているのか？　などを話してくれます。
あなたのことをどう思っているのか？　今のあなたに何かを望んでいるのか？　あなたのために何かになりたがっているのか？　どんなふうにこれからのあなたと共に毎日を過ごしていきたいのか？　を話してくれます。そしてもう一度、今のあなたへのメッセージとアドバイスを語ってくれます。
守護神さまがあなたのソウルメイトが今、どこで何をしているのか？　どんな暮らしをしているのか？　を教えて下さいます。あなたのソウルメイトの今のビジョンを見せて下さいます。そのこころの中も覗かせて下さいます。
２７　守護神さまが再び拍手をひとつパン！と打つと、守護神さまの中から3年後の未来のあなたが現れます。3年後の未来のあなたの姿を見て。その表情を見つめましょう。守護神さまが3年後のあなたのことを語って下さいます。どこで何をしているのか？　どんな暮らしをしているのか？　誰と一緒に生きているのか？　何を生きがいにしているのか？　そして何よりその3年後のあなたは幸せなのか？　悩みや心配はないのか？　身体やこころに病気はないのか？　健康なのか？　を教えて下さいます。
そして、その3年後のあなたと直接お話をしましょう。何を尋ねても構いません。3年後のあなたとじっくりとお話をしましょう。
3年後のあなたが今のあなたにとても大切なメッセージとアドバイスをくれます。なぜそれがそんなに大切なのか？　も教えてくれます。3年後のあなたが語ってくれているメッセージをしっかりと聞きましょう。
２８　守護神さまが、あなたの願い事を3つ聞き届けて下さいます。あなたの１つ目の願い事を両掌で包み込んで、息を三回吹きかけてから守護神さまに捧げましょう。守護神さまがあなたが捧げた願い事を受け取られると、同じように息を三回吹きかけて下さいます。するとあなたの1つ目の願い事からパッと花が咲きます。何色のどんな花が咲きましたか？　守護神さまがあなたの１つ目の願い事に対して、何かを語って下さいます。もし祈願成就のために、あなたがやるべきことがあれば教えて下さいます。
２９　あなたの2つ目の願い事を両掌で包み込んで、息を三回吹きかけてから守護神さまに捧げましょう。守護神さまがあなたが捧げた願い事を受け取られると、同じように息を三回吹きかけて下さいます。するとあなたの2つ目の願い事からパッと花が咲きます。何色のどんな花が咲きましたか？　守護神さまがあなたの2つ目の願い事に対して、何かを語って下さいます。もし祈願成就のために、あなたがやるべきことがあれば教えて下さいます。
30　あなたの3つ目の願い事を両掌で包み込んで、息を三回吹きかけてから守護神さまに捧げましょう。守護神さまがあなたが捧げた願い事を受け取られると、同じように息を三回吹きかけて下さいます。するとあなたの3つ目の願い事からパッと花が咲きます。何色のどんな花が咲きましたか？　守護神さまがあなたの3つ目の願い事に対して、何かを語って下さいます。もし祈願成就のために、あなたがやるべきことがあれば教えて下さいます。
３１　守護神さまはとてもとても満足された微笑みを浮かべておられます。守護神さまはあなたのことを、あなたの願い事も、あなたの過去も未来もソウルメイトも、すべてを知り尽くした上でのメッセージとアドバイスを下さいます。あなたがこれからやるべきこと、やってはいけないこと、ソウルメイトへの向きあい方などのメッセージとアドバイスも下さいます。
３２　守護神さまが天空へ向かって手招きされると、別の神さまが降りてこられます。この世の人たちに是非とも神託したいお話がある神さまです。神さまはすぐにあなたとしっかりと繋がると、勢いよく話し始められます。あなたの脳裏にしっかりと刻み込まれるように、あなたに合わせたペースで、あなたにもよくわかる内容で、しっかりと語って下さいます。さぁこの世への神託を授かって。この世を、人々を救うための神託です。こころして神託を受け取りましょう。
この世の人々への神託を語り終えられると、次にあなた個人へのメッセージとアドバイスを下さいます。
その神さまがこの世の未来のビジョンを見せて下さいます。さきほどこの世へ向けて語った神託が生かされた未来のビジョンと無視された未来のビジョンが見えてきます。ふたつの未来のビジョンをしっかりと見ましょう。見終わったら、その神さまに何かを伝えましょう。感想でも決意でも質問でも何でも構いません。見せていただいた未来について、その神さまと話しあいましょう。
３３　あなたは龍神です。さぁ神々に見送られて、あなたは空の向こうへと上っていきます。やがて空性が見えてきました。その空性のどこかに、光の滴と風が湧き出してきているところがあります。そこが光明への入口です。空性がゆっくりと呼吸しているのが分かります。刹那よりももっと短い時間だけ、空性の呼吸が止まります。その瞬間を狙って、光明へと飛び込みましょう。さぁ　もっと無我になって。無我になればなるほど、空性の呼吸はゆっくりとなります。やがて光の滴と風が完全に止む瞬間が見えてきます。
３４　今、光明にいます。光明を感じて。光明を味わって。光明の中におられる仏陀さまをお呼びしましょう。仏陀さまを見て。仏陀さまを感じて。そのまま仏陀さまの中に飛び込みましょう。仏陀さまとひとつに溶けあいます。あなたの内なる仏陀さまが目覚めます。あなたは仏陀です。あなたも仏陀です。
３５　仏陀さまがあなたの涅槃を見せて下さいます。あなたの涅槃を味わって。あなたの涅槃を楽しみましょう。
３６　あなたの涅槃で最も印象的だったものは何ですか？　そのビジョンをしっかりと持って帰ります。そのビジョンを思い出すだけで、いつでもあなたは涅槃に戻れます。もし死が訪れた時には、あなたの涅槃を思い浮かべましょう。瞬時にあなたは涅槃に戻っています、永遠に。
３７　さぁ　新しいこの世へと戻って来ます。そこはもう古い世界ではありません。新しい五次元世界へと戻って来ましょう。そこには新しいあなたの身体、こころ、頭と意識、魂が用意されています。さぁ新しいこの世へと戻ってきましょう。５、４、３、２、１、０。あなたは新しい世界の新しいあなたに生まれ変わりました。内なる仏陀さまを感じて。内なる仏陀さまの声を聞きましょう。
　さぁ実際にこの身体を感じます。この身体の中に戻ってきます。手をグゥパーグゥパーします。足の指も動かして！　身体に意識をしっかりと戻します。大きく深呼吸して、身体の内側も目覚めさせます。大きく深呼吸して！　しっかりと意識を身体に入れましょう。両手を思いっきり上へ伸ばして背伸びをします。大きく深呼吸しながら、目一杯、背伸びをしましょう！　手足をバタバタと動かして！　しっかりと目覚めます。
　そして十分に目が覚めた、もう大丈夫だ！　と感じたら、ゆっくりと目を開けてみましょう。