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顔面けいれん

4年前の記事から・・・

今なら自然医学:食養生&生活養生ですね。

特に5Gなどの電磁波は危険です。

霊障や魔物が悪さをしていることも多いでしょう。

手術やボトックスを全否定するわけではありませんが、その前にやるべきことがたくさんあるのです。

そこに顔面けいれんという病が気づいて欲しくて叫んでいる声があるのです。

ごきげんさん 2016.3.23.
片側顔面けいれんの患者さまを診ました。
すでにボツリヌス治療を受けられていますが再発したため、東洋医学で何とかならないか?の診察です。

顔面けいれん・・・私の脳外科人生を一変させた疾患なので、とても詳しいです。

大学の脳外科時代に、顔面けいれんの手術が発表され、世の中に拡がりました。

医局トップの先生方もまだまだ手術技術が未熟な時期に、なぜか私の大学病院に顔面けいれんの患者さまたちが大勢集まってきました。

手術して良くなった患者さまもおられますが、散々たる結果になった患者さまも多かったのです。

そんな患者さまたちの面倒をみる主治医として、1回目の手術が失敗して更に2回目を、とトップから言われた患者さまとご家族から相談を受け、やめときなさい、と助言したのがトップに知られて・・・

見事に左遷されてしまいました。ペナルティーは・・・

麻酔科研修ボツ・・・後に民間病院に勤務した際、積極的に麻酔係をして、麻酔科専門医の先生に引けを取らないところまで腕を上げました。

研修病院を脳外科から精神科へ・・・後に心療内科・精神科の患者さまを診る力となりました。

病棟の雑用係・・・褥瘡治療、経管栄養、呼吸器管理、婦人科疾患、何より内科的全身管理のエキスパートになりました。

<人生、左遷されたり雑用係に落とされても、それらの経験はいつか必ず、オンリーワンになるために役立ちます>

顔面けいれんの最近の治療方法を調べてみましたが、以前と変わりありませんでした。

神の手の福島先生はじめ脳外科医は、手術がイチオシです。

神経内科の先生方は、ボトックス(ボツリヌス毒素)治療をイチオシされています。

漢方鍼灸で検索してみると・・・でるわ&でるわ・・・さまざまな治療法で「治った!」が報告されていますが、専門医的にみると、チックとか眼瞼痙攣と混同されている症例も多いです。

顔面神経は聴神経と共に脳幹部から錐体骨内に入っていきます。
脳幹部を出て錐体骨に入るまでの数㎝間は、例えて言えば電柱から電柱へ電線が伸びている感じです。
その電線の顔面神経に交差するように動脈が走っています。
この動脈が神経を圧迫する・・・電線の上に硬いモノが落ちてきて、電線がショートすると顔面筋がピクピクけいれんするわけです。
40代以降に顔面けいれんが多いのは、動脈硬化のためだと言われています(若い頃は動脈も柔らかいので、神経を圧迫しないわけです)
まれに良性の神経腫瘍やくも膜の癒着が原因となっていることもあります。

さて、顔面けいれんの原因を知っている(手術を通じて、この目で見てきた)ので、まずは信頼できる脳外科医と施設での手術をお薦めしました。

顔面けいれんの手術は、アプローチも手技も確立されています。
完全治癒率は85%と言われています。
手術で死ぬ確率は脳外科手術の中では最も低いのではないでしょうか。
だから・・・どこの施設でもやりたがります。
大病院では、若い先生に回してしまう可能性が高い手術です。
ここにピットホールがあります。
脳外科医の紹介状を持っていけば、若い先生に・・・はなくなります。
どこの誰だか知らなくても脳外科医からの紹介だと、下手なことはできない、と考えます。
(専門医名簿を調べれば、専門医番号からだいたいどの年代の先生かがわかります)
練習台ではなく、VIP待遇で手術していただけます。

決心がつくまで、高めの血圧には帯広の吉川正子先生お薦めの百会ローラー鍼を処方させていただき、この日の診察を終えました。

癌には自然治癒力が働きます。
神経を動脈が圧迫しているという原因には、自然治癒力が働くのだろうか?

漢方鍼灸治療で本物の顔面けいれんを治している症例もあるでしょう。
満員電車のギュウギュウ詰めの中で、嫌だな・苦しいな、と思うのが顔面けいれんだとすると、
美人やイケメンと目が合う
つられて笑ってしまう面白い話が聞こえてくる
そんな嫌だ・苦しいを忘れてしまう何かの転換作用が漢方鍼灸治療なのかもしれません。
もちろん ストレスをやわらげる・経絡を疎通する・血圧を整える・心身のバランスをとる ことも症状軽減に役立つでしょう。
またひとつ、いろいろとお勉強させていただきました。感謝&感謝。


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