見出し画像

ソウルメイト

拙著「黄泉医学」から・・・

 天の大いなる光へと昇りながら、今生を神の目で見下ろしている魂の意識体には、今生のソウルメイトが見えてきます。

 ソウルメイトは、何度も同じ転生を共に生きてきた中から、強い絆で結ばれあうようになった魂の友です。
 伴侶や親子の関係であったり、親友や上司部下の関係であったりしながら、何百何千もの人生を共に生きてきた魂です。
 時には最強の悪役や敵役だったこともあるでしょうし、最愛の人だったこともあるでしょう。

 同じ転生を共に生きてくると、魂の波動の高さも美しさも似てきます。
 何度も同じ人生を生きてきた古いソウルメイトに出会うと、今生では初めて出会ったのに、とても懐かしい感覚がこころの奥から沸き上がってきたり、お母さんの子宮に戻ったような深い安堵感を感じたりもします。

 異性で出会うと一目惚れしてしまうことも多く、夫婦になると、とても大きく険しい仕事をふたりで成し遂げてしまうことができます。
 反面、共依存に陥る可能性も高いので、親子の場合は気をつけましょう。

 異性のソウルメイトと送る人生は、人生の目的が「愛」にフォーカスしていることが多いです。
 ふたつの魂が、この世のありとあらゆる「愛」を味わい尽くそうと、人生がパンパンになるほどに気づきと学びのチャンスを埋め込んでいることもあります。
 逆に、今生はラブラブな魂の癒やしの人生に徹していることもあります。

 同性で出会う場合は親子の関係よりも、互いに助け合う親友の関係になることの方が多いようです。

 ソウルメイトの親友と共に航海に出る人生は、まちがいなく波瀾万丈な人生になります。 

 ソウルメイトの親友と共に出征した戦争では、まるでイーリアスの学びを復習させられているかのような人生になります。

 ソウルメイトの親友と興した会社は、栄枯盛衰を辿るのが常です。

 ソウルメイトと生きる人生の特徴にはもうひとつ、「自然への感謝」を深めようとしていることが挙げられます。

 農業や漁業、狩猟採集生活の中から大自然への畏敬と感謝を深めていく人生にも、森羅万象に祈りを捧げる呪術師や薬師だった人生にも、宇宙の星々と大海原に命を託す船乗りだった人生にも、ソウルメイトが集まってきて助けあいながら「自然への感謝」を学び取っていきます。

 ソウルメイトの魂の波動は似通っていますので、この世の肉体に宿っている間の感性や美的感覚や直感力も、とてもシンクロしやすい波動になっています。
 特に感性の時代、美の時代、直感力の時代に入ると、互いの感性は相乗作用に乗ってビッグバンを起こす可能性も期待できます。

 互いに切磋琢磨しながら、時代を変えてしまう大発見や芸術をもたらすのもソウルメイトならではの楽しみです。

 今生では一緒に生まれて来ずに、あえて天界に留まって、あなたが智恵を学び、慈愛を深め、魂を磨いて波動を高めるように導いてくれるソウルメイトもいます。
 そんな天界のソウルメイトは、往々にして夢の中に現れます。
 学生時代の恩師やかわいがってくれた祖父母の姿を借りて、夢の中でアドバイスしてくれます。
 時には憧れの歴史上の人物の姿で現れたり、仙人や高僧の姿で夢の中に現れることもあります。

 死後のこの中間生に昇って今生を振り返ってみて、初めて今生のあの時の夢に現れたのがどのソウルメイトだったのかがわかります。
 あの時、ソウルメイトが何を伝えたかったのか? 何に気づいて欲しがっていたのか? の真相が明らかになります。

 夢の中に現れる神仏のほとんどは、天界に留まったソウルメイトの化身です。
 本物の神仏がこの世で肉体を持った人間の夢に直接繋がると、神仏の高く眩しい波動とこの世の人間の波動のギャップがあまりに大き過ぎるので、禅病や意識が戻らない状態に陥ってしまう危険性があります。
 本物の神仏はそのような危険を冒すことは絶対にありません。
 修験道や瞑想や密教を修めた方の夢の中になら、波動の高い神仏が直接現れることもありますが、それでも直視できないほどの眩しい光の中での智恵の伝授になるので、心身は多大な消耗ダメージを受けてしまいます。

 この中間生のプロセスで現れる神仏とは繋がらずにスルーすべきだと多くの経典が唱えているのは、神仏の波動とこの中間生を昇る魂の波動の差がまだ大き過ぎるからなのです。
 この中間生で魂の波動に大きな変調や異常位相が生じると、魂は平行次元や異次元に迷い込んでしまうことも危惧されます。

 ソウルメイトは白馬に乗った王子様でラブラブで温かい家庭を作れる・・・なんて夢見ている人は、さすがにもうおられないと思いますが、もし自分のことをあるがままに認め受け入れてくれて、すべてを優しく許してくれて、何があっても信じてくれて、誰よりも深く愛してくれる人と巡りあえた時に、あなたも同じように認めて、許して、信じて、愛せないと、白馬の王子様は軽く会釈しただけで通り過ぎて行ってしまいます。

 そんな出会いの時のために、あなたの波動を美しく高めようとしてくれる研磨剤となってくれるのが、本当のあなたのソウルメイトです。

 切磋琢磨のライバルの中に、何でも話できる幼なじみの中に、きごころの通じる親友の中に、あなたのソウルメイトはいませんか?
「こんな過去生の夢を見ちゃった」と話を振ると、「あっ その夢 知ってる!」と話題が繋がれば、見事にソウルメイト確定ですね。
 
死に方の極意 その13「ソウルメイトに磨いてもらおう」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?