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第38回 お地蔵さまの会「亡くなったあの人との再会」

奥山輝実
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※試聴版。オリジナル版(58:42)は購入後に視聴可能。

第三十八回 お地蔵さまの会「亡くなった人との再会セッション」
1 目を閉じます。ゆっくりと呼吸します。息を吐く時に、身心頭魂の全ての毒を吐き出します。息を吸う時に、宇宙の全ての愛を吸い込みます。真っ黒な煙をどんどん吐き出します。眩しく輝く愛の光を吸い込みます。
2 あなたにとって、これまでの今生で一番落ち着けて安心できる安全な場所をイメージします。そして、その安全な場所の中心に、あなた自身が立っている姿をイメージします。
3 足下の地球の中心から熱い愛のマグマがどんどんと上ってきて、あなたの足の裏からくるぶし、すね、膝、太もも、腰、そしてお腹へとマグマが流れ込んでくるのをイメージします。下半身がどんどん温まってきたのを感じ取ります。
4 宇宙の中心から愛と喜びのエネルギーがあなたに降り注いできて、頭のてっぺんから顔、目も耳も鼻も口も、喉も首も、そして胸へと流れ込んでくるのをイメージします。
5 あなたの真ん中で地球の熱い愛のマグマと宇宙の愛と喜びが触れ合って、新しい宇宙がビッグバンして生まれ、広がり、すぐにあなた自身のすべてが大宇宙となりました。あなたのすべては完全に浄化されて、新しい大宇宙に吸い込まれ消えてしまいました。
6 十方を見渡すと、森羅万象すべてがあなたを包み込み守ってくれています。さぁ安心してすべてを大宇宙に委ねましょう。
7 あなたの目の前の宇宙に光のトンネルが現れます。お地蔵さまがトンネルの中から現れ、あなたに手招きをしています。お地蔵さまがあなたを迎えにきて下さいました。あなたはお地蔵さまにお願いします。「亡くなったあの人に会わせてください」 そしてお地蔵さまと一緒に、光のトンネルを踏みしめながら奥へと進んでいきましょう。
8 トンネルの中が紫色の光に満たされます。それは聖なる浄化の光、神々からの導きの光です。あなたのすべてを完全に浄化してくれる聖なる光です。聖なる浄化の光の中で宣言します。「亡くなったあの人に会わせてください」
9 更にトンネルを進むと、海の青い光に満たされます。それは水の神さまの光です。あなたの中の邪悪な欲望と煩悩の火を消し去ってくれます。水の神さまに宣言します。「亡くなったあの人に会わせてください」
10 更にトンネルを進むと、空の青い光に満たされます。それは空《ソラ》の神さまの光です。あなたの古い呪縛とがんじがらめの鎖、輪廻を断ち切ってくれます。空の神さまにも宣言します。「亡くなったあの人に会わせてください」
11 更にトンネルを進むと、森の緑の光に満たされます。それは風の神さまの光です。人間同士の生命の繋がり、森羅万象との生命の繋がりを蘇らせてくれます。孤独と依存が消え去り、あなたの中にも森羅万象との新たな愛が巡り始めます。風の神さまに宣言します。「亡くなったあの人に会わせてください」
12 更にトンネルを進むと、お日さまの黄色の光に満たされます。それは豊かな実りの光です。あなたの冷えが消え去り、感謝と喜びに包まれます。実りの神さまに宣言します。「亡くなったあの人に会わせてください」
13 更にトンネルを進むと、夕日のオレンジ色の光に満たされます。安らぎ、寛ぎ、癒やしに包まれます。心配、苦痛、悩み、死への恐怖が消え去ります。夕日の神さまに宣言します。「亡くなったあの人に会わせてください」
14 更にトンネルを進むと、赤い光に満たされます。それは生命の血潮の光です。あなたに残っていたすべての毒が完全に消え去り、新しい生命で満たされます。あなたの血に潜んでいた悪しきカルマたちも完全に浄化されて消え去りました。あなたはもう全ての時空間から自由になりました。カルマからも輪廻からも自由になりました。過去生も平行次元も未来生も消え去ると、あなたの生命の血潮は虹色の光になります。生命の神さまに宣言します。「亡くなったあの人に会わせてください」
15 お地蔵さまがトンネルの先を指さしています。そこには光の扉が見えています。光の扉に向かって宣言します。「亡くなったあの人に会わせてください」 お地蔵さまと手を繋いで、光の扉へと向かいます。5、4、3、2、1、0。あなたは虹色に眩しく輝く光の扉の前に立っています。「亡くなったあの人に会わせてください」 お地蔵さまが扉に触れると、扉から虹色の光のシャワーが吹き出してきました。あなたは消え去ります。あなたという自我も消え去ります。あなたが消え去ます。あなたの自我も消え去ります。あなたが消え去りました。あなたの自我も消え去りました。そして光の扉が開きます。お地蔵さまも消え去りました。光の扉も消え去りました。
15 そこは空と無の世界です。空と無の世界に今、あなたは浮かんでいます。ただ、浮かんでいます。何もないけれど、すべてがあなたです。しばらくの間、空と無の世界に浮かんでいましょう。
16 あなたの龍神が天空から降りてきました。そして、あなたの目の前でジッとあなたを見つめています。ただ見つめています。あなたの中に残っていた我執が煙りとなって、あなたの目から立ち上り、そのまま空に消えていきます。龍神は無我です。究極の無我の目に、あなたは引き込まれていきます。あなたも無我です。もっともっと無我になります。あなたの目が究極の無我となった時、龍神の姿は刹那に消えて、あなた自身が龍神となっています。だから龍神を見つめて。龍神となるまで見つめます。
17 あなたは龍神とひとつになりました。もうあなたは龍神です。龍神があなたです。龍神のあなたは今、やるべきことを知っています。
龍神のあなたが空と無の世界の天空へと上っていきます。快晴の天空をどこまでもどこまでも上っていきます。
18 下を見下ろすと、無の世界に巨大な渦がひとつ、渦巻いているのが見えます。すべてを飲み込み、無に帰してくれる大渦巻きです。空には留まれなかった様々なもの、思考も信心もカルマも善念善業でさえも、空になれなかったもの、空になじめなかったものは、すべて無の渦の中に消えていくのが見えます。
19 あなたは龍神です。龍神はあなたです。龍神のあなたは、ブルブルと身震いしながら、もう要らないものをすべて無の渦に投げ込みます。過去も未来も、記憶も、命さえなくなっても構いません。要らないものをすべて捨て去ります。そして龍神のあなたはとても軽やかに、嬉しそうに快晴の天空を上っていきます。
20 やがて龍神のあなたも空に溶けていきます。龍神のあなたの姿も意識も空に溶けていきます。
21 龍神のあなたも空そのものになりました。空があなたです。あなたは空です。龍神も空そのものでした。すべてが空でした。
22 空そのものとなったあなたには空性が見えています。さぁ 空性に意識を向けて、空性を見つめましょう。
23 あなたは空性の中へと吸い込まれていきます。ゆっくりと、でもドンドンと空性の中に吸い込まれていきます。空性がドンドンと近づいてきて、やがてあなたを飲み込みます。
24 今、あなたは空性の中にいます。空性を感じて、空性を味わいましょう。
25 観音さまが空性の向こうから現れました。観音さまを見て。そのお姿が次第にはっきりと見えてきます。観音さまがあなたを優しくハグして下さいます。もう観音さまと言葉が通じます。観音さまからあなたへの最初のメッセージを聞きましょう。
26 観音さまにお願いしましょう。「亡くなったあの人に会わせてください」
 観音さまが空性の向こうに手招きされると、あなたが会いたがっていたあの人が現れ、あなたに近づいてきました。さぁあの人を見て。あの人の姿形、その輝きと彩り、その温もりを感じ取りましょう。
27 観音さまがあなたとあの人を両腕で抱き寄せて下さいます。もう、あの人と言葉が通じます。あの人があなたに向かって最初のメッセージを語り始めます。さぁあの人とお話しましょう。あの人の声を聞きましょう。あなたから質問しても構いません。すぐにあの人は答えてくれます。そのまま、あの人とお話をしましょう。
28 あの人が今、あなたにして欲しいこと、もうやめて欲しいことを語ってくれます。なぜそれをして欲しいのか、なぜそれをやめて欲しいのかも語ってくれます。
29 あの人が自分の今生を振り返りながら、何かを語り始めます。静かに聞いてあげて。あの人の今生への思いに寄り添ってあげましょう。
30 あの人があなたへの思いを語ってくれます。あの人のあなたへの本当の思いを聞きましょう。
31 あの人がこの世の誰かに伝えたいことをあなたに託します。直接会って伝えて欲しいのか、手紙や電話でも構わないのかも一緒に話してくれます。あの人の誰かへの伝言を受け取りましょう。
32 あの人が自分のお墓や仏壇のことを話してくれます。もしあなたがお墓や仏壇のことで何か迷っていたら、何か悩んでいたら、あの人が自分の気持ちを語ってくれます。
33 あの人が今、どんなところにいて、何をしているのか、まわりにはどんな存在たちがいるのか、を語ってくれます。
苦しんでいるのか? 悩んでいるのか? 悲しんでいるのか? 絶望しているのか? なども語ってくれます。
34 あの人があの世で何を思っているのか? 残してきた人たちのことをどう思っているのか? を語ってくれます。
何かを祈っているのか? 何かを願っているのか? も語ってくれます。
35 観音さまに尋ねましょう。「あの人はまた生まれ変わってきますか? また私のそばに生まれ変わってきてくれますか?」
36 観音さまに尋ねましょう。「あの人とまた会えますか? いつ会えますか? どこで会えますか? どんな形で会えますか?」
37 観音さまに尋ねましょう。「あの人は今、苦しんでいませんか? 寂しがっていませんか? 私を必要としていませんか?」
38 観音さまに尋ねましょう。「あの人はなぜ先に逝ってしまったのですか? あの人が先に逝ってしまうことは前から決まっていたのですか? それとも偶然ですか? あの人が先に逝ってしまうことを誰が決めたのですか? 私があの人の代わりにはなれなかったのですか? なぜあの人だったのですか?」
39 観音さまに尋ねましょう。「私もすぐにあの人のもとへ行ってもいいですか? 私も死んでもいいですか?」 観音さまは何と言っていますか? あの人は何と言っていますか?
40 観音さまに尋ねましょう。「私はこれからどのように生きていったら良いのでしょうか? どう生きていったら、あの人は喜んでくれますか?」 観音さまは何と言っていますか? あの人は何と言っていますか?
41 観音さまにお願いしましょう。「私が再びあの人と出会い、一緒に生きてる未来のビジョンを見せてください」 あなたとあの人はどんなところで、どんなふうに一緒に生きていますか?
その未来のあなたとあの人とお話しましょう。今のあなたへのメッセージとアドバイスを受け取りましょう。
42 観音さまにお願いしましょう。「私とあの人は、なぜ今生ではこのような関係だったのですか?」 観音さまがあなたとあの人をギュッと抱きしめると、ふたりの上に過去生のビジョンが見えてきます。それは、あなたとあの人との関係が最もよくわかる過去生です。その過去生を見て。あなたは何で、あの人は何だったのでしょうか? その過去生でのふたりを見て。どんな人生を送ったのでしょうか? そして、どんな事件、どんな約束、どんな後悔や懺悔が今生のふたりを縛っていたのでしょうか?
43 観音さまがふたりを祝福して下さいます。あなたにメッセージとアドバイスを下さいます。あの人へもメッセージとアドバイスを下さいます。
44 そしてもう一度、あの人とお話しましょう。もう何も遠慮などせずに、あなたの思いをすべてあの人に伝えましょう。あの人もちゃんとあなたに答えてくれます。さぁあの人としっかりとお話しましょう。
45 あの人が最後にもうひと言、あなたにどうしても伝えたかったことを繰り返してくれます。そして、観音さまの中へと消えていきます。
46 観音さまがあなたにメッセージとアドバイスを下さいます。
47 観音さまが、あなたを光明へ向けて投げ込んで下さいます。瞬時に、あなたは光明に入りました。光明を感じて、光明を楽しみましょう。
48 光明の中におられる仏陀さまをお呼びしましょう。仏陀さまを見て。仏陀さまを感じて。そのまま仏陀さまの中に飛び込みましょう。仏陀さまとひとつに溶けあいます。あなたは仏陀です。あなたも仏陀です。
49 仏陀さまがあなたの涅槃を見せて下さいます。あなたの涅槃を味わって。あなたの涅槃を楽しみましょう。あなたの涅槃で、あの人の名前を呼んでみましょう。思いっきり大きな声を振り絞って、あの人の名前を呼びましょう。そしてあなたの涅槃を見渡して。あの人は見つかりましたか? もし見つからなかったら、もう一度、あの人の名前を呼びましょう。とても大きな声で、あなたの思いをいっぱい込めて名前を呼びましょう。観音さまに導かれながら、あの人が現れます。あの人と抱き合って、お話しましょう。
50 あなたの涅槃で最も印象的だったものは何ですか? 新しいあなたの世界では、そのビジョンを思い出すだけで、いつでもあなたは自分の涅槃に戻れます。もし死が訪れた時には、あなたの涅槃を思い浮かべましょう。瞬時にあなたは涅槃に戻っています。
51 新しいこの世へと仏陀さまと共に戻って来ます。そのまま新しい五次元世界へと戻って来ましょう。そこには新しいあなたの身体、こころ、頭と意識、魂が用意されています。さぁ新しいこの世へと戻ってきましょう。5、4、3、2、1、0。あなたは新しい世界の新しいあなたに生まれ変わりました。内なる仏陀さまを感じて。内なる仏陀さまの声を聞きましょう。
52 さぁ実際にこの身体を感じます。この身体の中に戻ってきます。手をグゥパーグゥパーします。足の指も動かして! 身体に意識をしっかりと戻します。大きく深呼吸して、身体の内側も目覚めさせます。大きく深呼吸して! しっかりと意識を身体に入れましょう。両手を思いっきり上へ伸ばして背伸びをします。大きく深呼吸しながら、目一杯、背伸びをしましょう! 手足をバタバタと動かして! しっかりと目覚めます。
 そして十分に目が覚めた、もう大丈夫だ! と感じたら、ゆっくりと目を開けてみましょう。

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