見出し画像

都万の空:白島海岸

隠岐の島の代表的景勝地 白島海岸に行ってきました。

白島海岸は、隠岐の島の北端 西村・伊後地域にあります。

海岸を構成する岩石が白いことから白島海岸と呼ばれています。

ここには大小さまざまな島々が散在しており、多くの波食洞が見られます。


海の透明度 抜群!

北の島々と岬は白い岩石で、岬の東側は黒っぽい岩石で構成されています。

地質学的な意義(島根ジオサイト百選から抜粋)
白い岩石は、いまから550万年ほど前に噴出した流紋岩や粗面岩(アルカリ成分を多く含む中性の火山岩)で重栖層と呼ばれ、岬の先端から松島・黒島は流紋岩、その沖合の沖ノ島・白島(田島)・小白島は粗面岩でできています。白島ではドーム状の溶岩が観察され、沖ノ島では先に噴出した粗面岩を切って次の粗面岩が噴出した火道の様子や溶岩が垂直から水平へ形を変えて流れ出る様子が観察できます。
黒い岩石は、今から約280万年前に噴出した玄武岩質の火砕岩や溶岩で、白島崎玄武岩類と呼ばれ、帆掛島一帯の小島や雀島もこの岩石で構成されています。ここでは玄武岩マグマの水蒸気爆発などを示す火砕岩の波状の層理あるいは斜交層理が見られます。
溶岩には輝石やカンラン石の斑晶が多く見られ、マントル由来の岩石や流紋岩、片麻岩からなる最大径5cmの捕獲岩も多く見られます。流紋岩はマグマが冷え固まるときにできた割れ目(節理)が発達していて節理に沿って浸食されやすいことや、玄武岩類が非常にもろく風化や浸食を受けやすいことから、無数の入り江や小島が形成されたと考えられます。


白島海岸展望台から中村方面を望む

隠岐の島のお薦め土産「天然あらめ」も、ここ白島海岸産です。

この透き通った海で、日本海の波にもまれながら育った海藻です


一番遠い、灯台のある小島に、白島神社があります。

隠岐の島には多くの神社がありますが、コンプリート参拝! できません。さすがにこの白島神社だけは・・・船をチャーターしないかぎりムリでしょう。

2023年2月5日の日記


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?