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街はタイムカプセルではなかろうか。

おぱんです。
日本各地に散らばるご当地ソングをコレクションしています。

今日ご紹介する曲は、青森出身のamazarashiが歌う「帰ってこいよ」です。この曲は、故郷を離れた大切な人に対する想いを青森の風景と共に描いています。

帰ってこいよ/amazarashi

「帰ってこいよ」と聞くと、多くの人は松村和子さんの演歌を思い浮かべるでしょう。津軽三味線が響き渡り、岩木山など青森の象徴が登場するこの曲は、まさに「ザ・青森ソング」として愛されています。
amazarashiの「帰ってこいよ」は同じタイトルながら、新しい視点で青森への想いを表現しています。

街はタイムカプセル

この歌は、青森を去った大切な人への強い想いを歌っています。その想いは、ただ懐かしむだけでなく、去ってしまった人を忘れずに生きる自分との向き合い方も含まれています。人がどこで暮らすかも大切ですが、誰と暮らすかが重要であることを強く感じさせてくれます。

また、この歌には、かつて一緒に過ごした場所や行事が登場します。夏祭りの音や漁港の風景など、さまざまな場面が思い出を呼び覚まします。こうした風景は、まるでタイムカプセルのように、過去の記憶を優しく保存しているようです。季節が巡るたびに、同じ行事や場所で思い出が蘇り、その度に喜びや後悔が入り混じった感情が湧き上がります。

今暮らす街にあふれている思い出

話は変わりますが、今度引っ越しをします。
今の街に4年半ほど住み、子供が成長する重要な時期を過ごしました。街の至る所に思い出が散りばめられており、引っ越すことでそれらを手放すのが少し切ない気持ちになります。

街を歩くと、至るところに思い出が散らばっているなと思う一方で、この街で過ごす瞬間は今だけだなとも思うわけです。

移り変わる風景と残る思い出

時間が経つと、街の風景も変わっていきます。よく行った店がなくなったり、建物が変わったりすることで、思い出も少しずつ薄れていくかもしれません。

しかし、それもまた人生の儚さや楽しさの一部です。移り変わる風景の中で、過去の大切な時間を抱えながら生きていくことが、人間らしい豊かさなのかもしれません。


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