うどんを啜っただけで肺に穴が空いた男

これは2014年にブログに書いた記事です


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「肺が破れてます」
今日の午前中の一言である。昨日の配信で「左胸が痛いんだわ。」と言いながらいつもの様にアホな配信をしていた次の日に起きたのだった。どうせ寝ていれば治るという適当な考えで早めに寝たんだけど、起きても胸が痛い。これは何だ?今までないことだぞと思ったのだった。もともと昨日の昼から痛み始めて、親に「左胸がさぁなんかさぁいてぇんだけどさぁ」と相談したところ「寝不足、風邪、生活リズムの悪さ」などのベンザブロックでも飲んでれば?のような無免許医師ブラックジャック中島母からの診断によりその日は普通に過ごしていた。しかしベンザブロックのCMで「あなたの風邪はどこから?」「俺は心臓の付近から・・・」と言っても綾瀬はるかは俺を無視するだろう。するなよ。キスしてくれよ。抱いてやるよ。とまぁとにかく左の胸が痛いまま9月1日を迎え、俺の中ではまだ8月32日だからなんて思ってたところ前述の通り痛みが収まってない。しょうがないので近所の病院へ向かうことにした。うちはど田舎なので基本的に病院はほぼ馬糞のような機能しかしていない。弟が仕事で熱中症で病院に行ったところ大量の巨人軍のサインと共によぼよぼの腰の曲がった爺が出てきたらしい。(おきなと呼ぼう。)そんなわけで俺が行った病院もジジイババアの楽園とかしていて、隣りに座った人同士が知り合いで話をしていてコミュニティがそこやかしこで作られていてもうめんどくさい。いるだけでめんどくさい。ただでさえ「○○さん」と診断する人を呼ぶ放送が全く聞こえず「SIREN」の屍人が呻いている声にしか聞こえない。あーあーもう胸が痛いし勘弁してくれよ。と思っているとレントゲンを撮影して診断へ。その結果「肺が破れている」との診断が。とりあえず笑ってその場をやり過ごしていた。肺に穴が開いてる?思い当たるフシがあるかと言われたら昨日の昼飯に焼きうどんをすすった際に爆裂したんじゃないかとしか考えられない。「ここにうどんをすすっただけで肺が破れる男」が誕生したのだ。嬉しくない。配信爆裂おもんないと言われる男は最近奮起して配信をしているが、爆裂したのは面白さではなく肺だった。肺が爆裂したところで面白くはならない。仲間がいないのにメガザルを唱え息絶えたメガザルロックのようだ。どうやら細身の20代男性によくあるらしいで爆裂する理由もよくわからないらしい。細身の20代男性ということで教科書のお手本通りに俺はかかったわけなんですけど。医者によるとフィフティフィフティで入院だとかどうとか、管を通して空気を抜くとか何とか、それでもダメなら手術がどうたら。手術?冗談じゃない。俺は体を傷つけたくはないのだ。管を入れるのも勘弁願いたい。もし小学生の俺がこの事実を聞いたら愕然とした表情で見事な一本グソを漏らして絶命するかもしれない。とにかく大きい病院に行ってくれと言われたので紹介状をもらうことに。そしたら今日の午後に行ってくれと。普通に明日と間を開けずに今日いけと?しかもあと1時間後に?ひょえー。なぜ急に大きい病院へいけというのか、むしろこれやばいんじゃないのか?あの時医者がうーんうーんと唸り続けていたのはもしかして・・・・。なんて考えながら大きな病院へ、たらい回しにされながら初めてのCT検査へ。ばかみたいに両手を上げドーナツの中に入る中島、その時に機械から息を吸って止めてくれと言われたのでその支持に従ったのだが、これはいつまで止めればいいのかと混乱する。息を吸って止めてくれ→楽にしてください。と言われるが、もう終わりですとの判断がくだされない。楽にしてくれと言われても息を止めた状態で楽にできるわけないだろ!呼吸を失ってるんだぞコッチは。ここで楽にしたらそのまま楽園まで飛んでいってしまう可能性がある。そんな葛藤をしながら息を止め続けていると再び、息を吸って止めてくれとの支持が、あれ?俺何か失敗したのか?と思いながらもう一度挑戦。しかし同じように息を止め続けていると、楽にしてくださいと言われる。医者の人は楽にしてくださいと言われたら息を止めてくださいねー。と言われるがじゃあマジでどこまで息を止めればいいんだ。自慢じゃないが俺はそんなに息を止めれないのだ。昔、彗星がやって来たら何秒間空気がなくなると言われたらしいけど俺は多分それが本当なら死にゆく一人になるんだろう。悲しいことだ。そんなことを考えていたらCTを終えて、待合室で2時間近く待たされ診断。結果やはり肺が破れていると。しかし小さな穴らしく、今管を通したら逆にリスクが有るとのこと、なので経過を見ないとわからないらしい。でも1日半立ってこの程度なら大丈夫なんじゃないかとか。どうやらこの自然気胸と言われる奴は基本的には自然治癒するのが基本らしい、どうやらそれが一般的だそうだ。知らないうちに肺がぺったんこになってやってくる人もしばしばとか。そういう人には管を通して空気を抜いて肺が膨らみやすくするらしい。しかし人間はすごい。体ってすごい。敗れた肺を自然に治すというのだ。すげぇこった。しかし逆に言えば何もできないとの悲しい結果とも取れる。肺が自然に治るのを待つしかないという悲しい世界が今から俺を待っているのだ。持ってくれよ!オラの体!3倍界王拳!!(大きく深呼吸をしながら)しかしあの最初に行った医者はなぜあんなにうーんうーんと唸っていたのか、手術がどうたらと俺を煽ったのか、大きな病院に行けばそうでもないと言われた。グルなのだろうか。医療界の闇に俺は巻き込まれたのか。深く考えないことにする。
ということでツイッターでぎゃあぎゃあ騒いでみたがとりあえずは経過を見ることのことで次のレントゲンにおいて全てが決まる。祈り続けて治っていくの俺は見守り続けることにする。とりあえずこの気胸ってのは敗れる原因がわからないらしいので俺の中で「うどんをすすったことによる破裂」と考えていく。肺爆裂男。金曜日に何が待ち受けているのか。何も待ち受けていないかもしれないし、この次のブログが書くことがあれば見知らぬ天井かもしれない。とりあえず安静にします。

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