見出し画像

24時間電気ガス水道断ってみた〜水とトイレ編〜

水は18Lで足りるのか?

非常時用の水の消費期限が月末だと気づく。
いきなり飲めなくなるわけではないけれど使うなら今だ!
ってなわけである週末、母の思いつきという災いの元に水道の使用が停止されました。

大人1名と小人3名、いったい24時間でどのくらいの水を使うことになるのでしょうか???
実はこれが一番知りたかったことかもしれません。

はむたんはうちのキンクマハムスターです。完全に夜行性のため暗がりでの部屋んぽは危険だと判断。一日部屋んぽをお休みしました。

飲用水

一人あたり2Lのペットボトルを1本ずつにしました。
コップも使用しません。

しかし安易に決めてしまった一人一日2L政策、これは大失敗でした。
子どもは実際にはそれほど飲みませんでした。

【飲料水+食事からの一日に必要な水分量の目安】
新生児:1kg(体重)あたり約50〜120ml
乳児:1kgあたり約120〜150ml
幼児:1kgあたり約90〜100ml
学童:1kgあたり約60〜80ml

「水の健康学」藤田紘一郎より

今回は飲むゼリーやジュースがあったのと食事のほうからも割と多くの水分をとっていて、夏のように汗が流れていくようなことはありませんでした。
結果、24時間が終了した時にかなり多くの水が余ることとなったのです。

実際に非常事態であっても一人一日一個ずつ紙コップを使用するなどしていればよかったのだと後で考え直しました。

手洗い用

手洗い用に2Lの水を設置。
泡で出てくるハンドソープで片手を洗って少量ずつ水を手に流す。
もう片方の手も同様に洗うという方法。
を試みましたが、これでは手の甲を洗うことが出来ません。
子供に関しては少量ずつ流すということが難しくてドボドボと無駄に水が流れていくことになりました。
これではすぐに水が尽きてしまいます。

これではいけないと、まずペットボトルの蓋に5つ穴をあけました。
充電式のドライバー兼ドリルがあったので楽々穴が開けられました。
ドリルが無かったら子どもが算数で使用しているコンパスなどを使用していたかもしれません。

これで少量ずつ水を流すことはクリアです。
あとはしっかりと両手を使って手洗いするために水を流すのを他の人にやってもらうことでキチンと手を洗うことが出来ました。
最初にドボドボと流してしまったことでロスが出てしまいましたが、その後は手洗いの水は節約できたと思います。

料理用

前回防災レシピ編に記載したどん兵衛やインスタントのスープや炊飯以外にも、直接口に入らない湯煎の為の水が思ったよりも多く必要でした。

水の総量

飲用 8L(一人2Lずつ配布したため)
 個々の飲んだ量
  40代母1L
  12歳長男750ml
  11歳次男1L
  7歳三男500ml
手洗い 4L
料理 5.78L 
 
炊飯400ml
 どん兵衛420ml×4人分…1680ml
 卵スープ160ml×4人分…640ml
 湯煎など3L

合計17.78ml

手洗いの水はちょうど4L使い切って終了となりました。もう少し余裕がほしいところです。
料理用に関しては、どん兵衛の汁と湯煎に思ったより多くの水が必要でした。ほぼ飲まないどん兵衛の汁・・・。水少なめにして粉末出汁も少なくしても出来そうな気がします。

湯煎にも多く水を使いましたが、本当の非常時や長期的なことを考えると手洗い用に転用したり二日目に湯煎調理に使用する場合も沸かして使うので、個人的にはもったいなくは感じませんでした。

アイラップでポリ袋調理したあとはそのまま食器にかぶせて食べることで洗い物に使う水をほぼ0に出来たことは大きいかと思います。(カレースプーン4本だけ洗いました)

非常用トイレってどうなの?

非常用トイレの種類

今回は24時間を過ごすにあたって、このトイレだけは新たに準備しました。いつか買おう買おうと思ってはいたものの、ホームセンターなどで見ても素通りでした。

簡易トイレにはいくつかの種類があります。
ダンボールなどで便座を新たに作るものや、周りのパーテーションなどもセットになったもの。
普段使用しているトイレの便座にビニールを被せて使用するもの。
我が家で準備したのは後述のタイプのものでした。

Qbit

我が家で使用したのは「Qbitいつでも簡単トイレ」という商品名のものです。

使用してみた感想です。おそらく座っているのが普段座っている便座だからでしょう、抵抗感はほとんどありませんでした。

我が家では子どもが準備に手間取って間に合わなくなってしまうおそれがあったので、使った人が次の人のために黒い袋と凝固剤を前もってセットしておくという方法にしました。それでもちゃんと凝固&消臭しました。
カチコチの塊になるというものではなくゼリー状になるというイメージのほうが近いでしょうか。

ちなみに、24時間経過後に一日の排泄物の重さを計測しようかと思っていたのですが忘れていましたww
もし次にする場合は黒い袋を一人ずつ別々に捨てて最後に個々の排泄量をきっちり測ってみたいと思いますwww
そして今回、24時間でQbitを16回分使いました
これも知っておきたかった結果です。一日一人5回分あればなんとかなりそうです。
50回分を2箱買ったのであと84回分残っていますが、Qbitの良いところは保管に場所を取らないというところです。

唯一抵抗感があったのは、ゴミの日に捨てるときでした。
黒い袋をまとめてゴミ袋にいれてさらに2重にしてゴミに出したので匂いなどは全くありませんでしたが、それでも収集の方が一瞬よっこいしょするのでなんだか申し訳ないなあと思いつつそっとゴミ置き場に置いてきました。

我が家には猫ちゃんは居ませんが、猫ちゃんを連れて避難する場合のポータブルケージは便利そうです

最後まで読んで頂きありがとうございました。
今この瞬間にも何がおこるかわからない世界、防災の意識を少しでも持って頂けたら幸いです。
他にも防災に関する記事を書いていますので読んでいただけたら幸いです。
今後はその他のカテゴリーの記事も気楽に書いていくつもりですので少しでも興味を持っていただけたらフォローよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?