『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』●森田直樹著

最近の統計によると小・中学生の不登校の子どもたちは十万人を超えると言われている。不登校は大きな社会問題でありながら、これといった解決策がないのが現状という。香川県で教員生活を経たのち、スクールカウンセラーとして不登校児に接する著者の提唱する方法では、再登校率はほぼ100%だという。
その特徴は、不登校の原因探しをやめ、そのメカニズムを「子どもの心にあるコップの自信の水が枯渇した状態」とシンプルに捉えることにある。この自信の水を満たすためには一日に3分の時間を割いて、3つの働きかけを親が毎日欠かさないことがポイント、と説く。不登校は家庭の力で対処できるというのが、著者の繰り返すことである。
◆840円・四六判・150頁・リーブル出版・高知・2011/8刊・ISBN978-4-86338-044-8


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