地方・小出版流通センター

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略称「地方・小」/地方出版、少部数出版物流通のためのプラットフォーム。専門取次。 http://neil.chips.jp/chihosho/

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『隣人を愛するということ ─日系アメリカ人と日本を助けたフレンド派の人々の記録』杉村宰 著

情報誌【アクセス2024年03月号】新刊ダイジェストより  人々が平和を叫んでいるにもかかわらず、ロシアとウクライナ、パレスチナとイスラエルと、残念ながら今なお戦争が繰り返されている。日本もかつて真珠湾のアメリカ艦隊を攻撃したが、当時アメリカにはおよそ12 万人の日系人が在住していた。  攻撃以降、敵性外国人と見なされ、日系人はアメリカ各地の強制収容所へ送られることとなったが、そんな状況の中、キリスト教プロテスタント系のフレンド派の人たちは「隣人を愛する」という信念のもと

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      神保町にあった【書肆アクセス】写真記録㉜

      • 『連赤に問う 1972-2022』

        地方・小出版流通センター情報誌【アクセス】(2023年01月号発行分) 新刊ダイジェストより 『連赤に問う1972-2022』上毛新聞社編  日本中を震撼させた連合赤軍事件からもう半世紀になる。半世紀という時間は長く、事件は風化し、連合赤軍という名すら知らない人たちも多いことだろう。連合赤軍は全共闘運動が行き詰りつつあった1971 年12月、先鋭化した共産主義者同盟赤軍派と日本共産党革命左派神奈川県委員会が、群馬県榛名山のアジトで組織合同して結成されたものだ。そのアジトで

        • 『戦争とは何か』神山睦美著

          ※地方・小出版流通センター情報誌【アクセス2022年11月号】新刊ダイジェストより  本書の刊行の直接のきっかけは、この2月(2022年)に始まったロシアによるウクライナ侵攻という事態であるには違いない。確かに本書第一部は「ウクライナ戦争をどうとらえるか」と題されており、著者によってSNSに投稿された「ウクライナ戦争への反対声明」が掲載されているし、また今回の侵攻についての歴史的背景への言及もある。しかし、本書で主題化されているのは、状況論であるより、戦争の本質とは何かとい

        『隣人を愛するということ ─日系アメリカ人と日本を助けたフレンド派の人々の記録』杉村宰 著

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        • 読書子による新刊評
          10本
        • 神保町にあった【書肆アクセス】写真記録
          32本
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