1日7000歩でも長生きするらしい

よく1日1万歩は歩くと健康によいというのを耳にしますが、7000歩でも研究結果的にはよいそうです。

ウォーキングは健康を増進する上で効果的であると言われており、「1日当たりの歩数が多いほど死亡リスクが減る」との研究結果も報告されています。新たに、アメリカの研究チームが2000人以上の被験者を10年以上追跡した調査により、平均で「1日7000歩以上」を歩く人は1日7000歩未満の人と比較して、早死にするリスクが大幅に低いことを発見しました。

https://gigazine.net/news/20210907-7000-steps-lead-longer-life/

マサチューセッツ大学アマースト校で身体活動に関する疫学研究を行っているAmanda Paluch助教が率いる研究チームは、生活習慣などが冠動脈疾患に与える影響を調べる長期研究・CARDIAに参加している合計2110人の被験者を対象に、1日当たりの歩数と早死にするリスクの関係を分析する研究を行いました。

被験者らはCARDIAが始まった1985年の時点で18~30歳でしたが、今回の研究では被験者が中年になった2005年からのデータを分析しました。被験者の2005年時点における平均年齢は45.2歳であり、全体の57.1%が女性で42.9%が男性、42.1%が黒人で57.9%が白人でした。被験者の歩数・歩行強度・歩行速度は起床時に装着する加速度計で測定され、平均で10.8年にわたって歩行に関するデータと健康状態が追跡されました。追跡期間中に、2110人の被験者のうち72人(3.4%)が死亡したそうで、主な死因はがん(18人/25%)や心血管疾患(17人/23.6%)だったとのこと。

研究チームが収集したデータを分析したところ、「1日当たりの平均歩数が7000歩以上」の被験者は「1日当たりの平均歩数が7000歩未満」の被験者と比較して、死亡するリスクが50~70%も低いことが判明しました。また、7000歩を超えるとさらに死亡リスクが低下するものの、1万歩を超えるとそれ以上は死亡リスクが低下しないことや、歩行の強度や1分あたりの歩数は死亡リスクに影響を与えなかったことも研究チームは発見しています。

https://gigazine.net/news/20210907-7000-steps-lead-longer-life/

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