パートナーとのすれ違いを起こさないためには

恋愛、結婚において横にいるのは、結局は自分とは違う。それゆえに、些細なことでイライラしたり、行動や考えにムシャクシャすることもあるはず。それが何度も起きていると、すれ違いが起きたり険悪なムードになった経験はあるのはないでしょうか?

今回は、パートナーとすれ違いをできる限り起こさず、望まない結果にならないための方法を考えていきます。

「幸せ」の慣れに注意

「ヘドニック・トレッドミル」と呼ばれている減少があります。「快楽適応」とも呼ばれていて、文字通り快楽に対して満足し、慣れてしまうという減少です。

よい出来事は人の内面にインパクトを与えますが、快楽適応はこのような過度な刺激を避けるための防御メカニズムだと考えられています。人を平常状態に戻すことから、「心理学的な免疫システム」と呼ばれることもあるとのこと。

しかし、快楽適応によって「間違った人と結婚してしまったのではないか」「私にとっていいキャリアではないのではないか」といった考えが生まれることも少なくなく、快楽適応は人にとっていい効果ばかりを生み出すものではありません。

https://gigazine.net/news/20181227-brain-joy-out-of-good-news/

快楽適応の速度を遅くする方法として、「快楽適応モデル(HAP)」を開発した研究者によると、「感謝」と「変化」にあるとのこと。

起こった事を意識して味わい、感謝の気持ちを持つことによって、幸福の出どころに注意を向け、より幸福を長続きさせることが可能になるとSheldon氏は説明。旅行が好きな人であれば、「奥さんとこの旅行に来られて本当にうれしい。素晴らしい結婚ができたことに感謝している!」と思うことで、「今以上の幸福」を求める心や嫉妬心が育たないようにできるそうです。

https://gigazine.net/news/20181227-brain-joy-out-of-good-news/

やはり、よく言われる「感謝の大切さ」というのは、人生を満足感を得ながら歩むためには結構重要なことなのでしょう。
ただ、なにかトラブルが起きたり、ストレスを感じているときに感謝することは難しいもの。
そんなときは、「定期的に感謝すべきことがある」ことを思い出すことが必要とのこと。
今は少し苦しい立場にある。ただ、このような状況でちゃんと暮らしていけるのは〇〇が支えてくれていたりと周囲の関係性を思い返し、今自分がその立場にいることができた理由を振り返ることも良いかもしれません。

また、もう一つの方法は「変化」にあるとのこと。

人生の大きなイベントが過ぎ去った後は、「新しい職場の友人をランチに誘う」「家を再アレンジする」「近所を探索する」「新しいレストランを試す」など、そのイベントから伸びる枝葉のような小さなイベントに目を向けることが快楽適応に対抗する手段になります。「さまざまなことを経験すると、それらはより記憶に残るようになり、自分の人生を判断するときの要素として使われるようになります」とSheldon氏は述べています。

https://gigazine.net/news/20181227-brain-joy-out-of-good-news/

人生の大きなイベントが過ぎ去る前でも、同じことが言えると思います。新たな体験を常に取ることで、気づかなかった一面を知ることができたり、普段とは違った味方ができたりと良い効果がありそうです。


今回は、長続きするための方法として、「感謝」と「変化」の重要性について考えてみました。シンプルな方法ですが、大切なものですね。

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