ゲームをするメリットについての研究を調べてみた

ゲームをプレイすることで脳活動や意思決定力が高まる

研究機関
ジョージア州立大学研究チーム

わかったこと
ゲームを頻繁にするプレイヤーはそうでない人と比べて、脳の主要な領域で優れた意思決定能力をもつ。

研究内容

今回発表された研究では、ジョージア州立大学の47人の大学生が参加しました。47人の被験者のうち28人は頻繁にゲームをプレイする「ゲーマー」、残りの19人はゲームをプレイしない「非ゲーマー」に分類されています。被験者はfMRIの中で「ディスプレイ上で動くドットを見ながら、右手あるいは左手に持ったボタンを押して、ドットの動く方向を当てる、ドットが動かなければボタンを押さない」という簡単なタスクを実施。

タスクの結果、非ゲーマーよりもゲーマーの方がはるかに優れたスコアを記録することがわかりました。さらに、タスク実施中の被験者の脳をfMRIで分析したところ、ゲーマーの脳の特定部位の活動が非ゲーマーのそれよりも活発になっていることが明らかになっています。つまり、脳の特定部位がタスクの結果と相関していることが明らかになったわけです。

https://gigazine.net/news/20220712-game-player-enhance-brain-activity/

まとめ
ゲームをプレイすることで、意思決定能力の向上、感覚、知覚、行動などのマッピングサブプロセスのいくつかの潜在的能力の強化をされることがわかった。


平均よりも長時間ゲームをプレイしている子供のほうが知能は高くなる傾向にある

よく、”ゲームをやり過ぎると頭が悪くなるのではないか。”
”ゲームは子供の成長にとって悪い影響を及ぼす”といった内容を耳にしたことがある人も多いはず。
ただ、そういっったよく言われることに反した研究結果もあるようです。

研究機関
スウェーデンのカロリンスカ研究所やオランダのアムステルダム自由大学の研究チーム

わかったこと
5000人以上の子どもを対象にした新たな研究では、「平均より長い時間ゲームをプレイする子どもは、他の子どもよりも知能が高くなる」ことが明らかになった。

研究内容

調査の結果、2017年の時点で9歳または10歳の子どもたちは平均して1日4時間、上位25%は1日6時間以上をスクリーンタイムに充てていることが判明。その内訳は、オンラインまたはテレビの動画を見る時間が平均で2時間30分、ソーシャルメディアに平均30分、ビデオゲームなどに平均1時間となっていました。

9歳または10歳の時点でこれらのスクリーンタイムと知能の関連を調べたところ、動画視聴とソーシャルメディアは平均より低い知能と関連しており、ゲームは知能との関連が見られませんでした。ところが、2年後の知能とこれらの関連を比較した結果、9歳または10歳の時点でより多くのゲームをプレイした子どもは、男女ともに2年後の知能が平均より向上したことが判明。たとえば、ゲームをプレイする時間が上位17%に入っていた子どもは、2年後のIQが平均より2.5パーセントポイント高かったと研究チームは述べています。

https://gigazine.net/news/20220513-video-games-boost-children-intelligence/

まとめ
ゲームのプレイ時間が長い子供は、IQが平均よりも高くなる傾向がある。
ただ、ゲームにより精神的・身体的・睡眠の質等の影響は考慮されていないことも留意する必要がある。

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