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「障害者」として準 社会人になってみて思うこと

最近、ドタバタと忙しくしていたら、2ヶ月空いての投稿となりました。お久しぶりです。

今回は、私が現在忙しくしている要因、「障害者としてお仕事をする」ということについてのお話をしようと思います。


生まれつき身体障害者の私の学生時代…
特に義務教育では、支援学級に所属した上で一般学級を利用させてもらい、その後の進学先は通信制高校という形で、

学生生活の多くでは、私の希望も重なり、完全に障害者として障害者同士での関わりを持つというよりは、いろんな助けを借りながら、健常の子たちと過ごさせていただいてきたタイプです。


しかし、高校を卒業してお仕事をするとなると、やはり、これまでのようには行きませんでした。

リハビリ入院を通して主治医等に進路の相談をしてみたものの、生活リズムや体力面、通勤問題や自分の体でどこまで動けるのかが未知数であるなど、

いろんな問題や懸念点により、
現在は「就労継続支援B型」というサービスを利用して、工賃をいただきながらお仕事をしております。

今回はこういったステップで利用を開始した「B型継続支援」をメインに、障害を持った上で少しだけ社会に出てみて思ったことを書き記していきます。


そもそも継続支援B型とはなんだ?という方もいらっしゃると思うので、私なりの言葉で説明させていただきます。(一部、解釈間違いで間違いなどがあるやもしれませんので、あくまで参考程度にとどめて頂きますよう、よろしくお願いします。)


まず、「就労継続支援」というのは、私が利用しているB型ともう一つ、A型があるのですが、

就労継続支援A型は、
障害を抱えている方の中で、一般企業で就職が困難な場合に、支援を受けつつ雇用契約を結び、最低賃金以上の給与をいただきながら、限りなく一般企業と近いリズムで働くことができる場所です。
(A型の給与については、実際に私が利用したことがないので確実的なことを記載するのは避けさせていただきます。)

対する就労継続支援B型は、
同じく障害を抱えている方の中で、一般企業での就職や、雇用契約を結んでの就労が難しい方が利用するサービスです。

こちらは雇用契約を結んでいないため、場所によりけりではあるものの、最低賃金以下で、一般のバイトに比べればとても低い工賃で働くところが多い印象です。

私が利用しているところの平均工賃については、個人情報の懸念から、念の為伏せさせていただきますが、

こういったサービスを利用を検討するときは、
通いやすさ事業所の雰囲気、業務内容や職員さんとの関係 のみならず、頂く工賃面もとても大事な検討材料になって来るように思っています。

その理由として、これは個人的な意見になりますが…例えば、当たり前なこととして、生きていれば、自立を目指すにしろしないにしろ、生活をはじめとして、娯楽を得るにもなにをするにもお金が必要になるからです。

大前提「お金を得るために働く」という体験をする方法は、健常の人にとってはバイトなどがあるけれど、そういったことができない私にとっては、たとえ障害者としてであっても、とても嬉しく、ありがたい経験です。

しかしそういった経験ができるだけありがたいのだ!とお金に関してを割り切れるかというと、私はそうじゃなかったんですよね。むしろ、自分の将来について進めば進むほど、次のステップに進むためにも、やはりお金は大切だなと感じています。

否、今のステップの上で早足になったところで仕方がないんですけどね。

事業所内で自身でお金を稼ぐ体験を実際にしてみたことで、自分に必要な配慮や自分にできること、できないことなどを明確にしてみると、働くことや生きていくことというのは、思っていたよりもずっと大変であり、楽しくもある、なんとも複雑なものでした。(当然わかっていたはずなのに、やはり肌感覚では全く違う)

誰かと協力したり、組織に属して歯車のように活動するという新鮮な経験は楽しいですが、できないことを目の当たりにしたときの悔しさや悲しさは健在。

実際にお金を稼ぎ、手にして、好きなものややりたいことを成し遂げる、生活の足しにする。

そういった経験ができることも、想像さえできなかったからこそとても嬉しいですが、毎日の出退勤や業務中に、体への負担を感じることは日常茶飯事です。

去年の入院中、同室の方に「今は若いからいいけど、いま無理したら10年後20年後、もっと年を取ったときにどうなるかわからないから、気をつけなね」と忠告を受けていることもあり、負担を感じたりすると、どうしても不安に覚えたりします。

ならば自分にできる範囲、体の負担を鑑みた上での限界というのを理解しておくべきだと思うものですが、それがなかなかわからないんですよね。

わからないというよりは、どうしたって「自分で出来なきゃ」と思ってしまったり「普通の人と同じように出来ることは、出来る限りやり続けたい」と欲張ってしまうのが私の性格だから、認めたくないって言う感覚に近いんですけどね。

すると自ずと「(メンタル的にも体的にも)事業所でこんな状態なのに、いつか実際に一般企業で働けるのだろうか」と思いはじめて、そう思ったら「この次のステップに行くにはどうしすべきか」と思ったり「どうやって生計を立てるだけのお金を稼いでいこう」と不安になってくるし、生きるというのは非常に難儀です。(おおかた自分の性格のせい)

それでも、一つの壁をクリアしたら先に進みたくなるのが私の性。なので、日々、綱引きのようなものと戦っています。

その綱引きは大変なものではありますが、
自分自身で稼いだお金で友人と出かけたり、ほしいものを買おうと貯金したり、生活費の足しにできたりと、数年前の自分には想像さえできなかったことを実現できるというのは、とても刺激的で幸福なことです。

暗いところばかり見ていないで、もっと自分が生きていて楽しくなるためにはどうしたらいいのか、ということもしっかり考えながら、楽しく働いて生きていける道を模索していこうとも思っています。

今回はお仕事をしてみて思うことについてのお話をしようということで執筆しているので、今回は軽くといった形で触れるのですが、
障害を抱えて生きて行くというのは、やはり当事者であれ、悩みの種は障害の度合いや形によって異なるため、ときにとても孤独に感じることもあるなと、最近はしばしば思ったりします。

それでも、仲の良い人や自分の好きなものに助けられながら、数ある悩みの種や障害物に対してどうやって生きていこうかと、そんなふうにも考えながら、自分なりに頑張っている現在です。

お仕事が始まったことにより、以前よりも投稿頻度は下がることと思いますが、細く長く続いていけたらと思いますので、何卒よろしくお願いします。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

ではでは、実際にお仕事をしてみて思ったことをそのまま言葉にして終わりにしましょうかね。

毎日お仕事をしている方、自分の病気や現実と戦っている方、それぞれの場所でみんな戦っているわけですが、たまには自分を労って、休んで、逃げたりしながら、自分のペースで頑張っていきましょう。

皆様毎日お疲れ様です。

ではまた。

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